健康管理やランニングのためのスマートウォッチ候補として挙がるのがGarmin(ガーミン)。
しかし、モデルが多すぎて、何が違うのかわからない…と悩んでしまうのが “ Garminあるある” です。
特に2024年〜2025年にかけて登場した「Forerunner 165」と「vívoactive 6」は、どちらも鮮やかなAMOLEDディスプレイを搭載し、価格帯も近いことから、多くの初心者を悩ませる2大モデルとなっているようです。
- ランニングを始めたいからForerunner?
- でも普段使いもしたいからvívoactive?
ネットで検索すると、素晴らしいランナー視点の記事はたくさん見つかります。この記事では、vivoactive 6を実際に毎日使っている筆者のウェルビーイング視点も含めて、2つのモデルを丁寧に対比していきたいと思います。
優劣ではなく、どちらが生活に寄り添うかを見つけるお手伝いができれば幸いです。
【結論】どっちモデルが向いている?

難しいスペックの話は一旦置いて、まずはGarminを着けて何をしたいかで、どちらが向いているかを見てみましょう。
Forerunner 165 がおすすめな人
結論「ランニングを習慣にしたい、記録を伸ばしたい人
もし目的がランニングで、Garminにランニングコーチとしての役割を期待するなら、Forerunner 165が最適です。
- ランニングを始めたばかり、またはこれから習慣にしたい人
- フルマラソン完走など、具体的な目標がある人
- ランニング中に汗や雨で濡れた手でも、確実にラップを取りたい人
- レース予測タイムやPaceProなど、走力アップのための指標が欲しい人
vívoactive 6 がおすすめな人
結論:日常の健康管理をメインに、フィットネスも楽しみたい人
もし目的が健康的な生活で、Garminに24時間体制のライフログ(活動記録)パートナーとしての役割を期待するなら、vívoactive 6が最適です。
- 睡眠の質やストレスレベルを細かくチェックして、生活を改善したい人
- 運動はランニングだけでなく、ジム、ヨガ、ウォーキングなど幅広く楽しみたい人
- 仕事中や普段着にも合わせやすい、よりスタイリッシュなデザインを求めている人
- スマート起床アラームなど、日常を快適にする最新の便利機能を使いたい人
スペック比較表
基本スペックを表で比べてみましょう。どちらもSuica対応、鮮やかなAMOLEDディスプレイ搭載という点は共通しています。
Forerunner165![]() | vivoactive 6![]() | |
|---|---|---|
| 位置づけ | ランニング | ウェルネス |
| 操作方法 | タッチ + 5ボタン | タッチメイン 2ボタン |
| ディスプレイ | 1.2インチ AMOLED | 1.2インチ AMOLED |
| 稼働時間 (スマートウォッチ) | 約11日 | 約11日 |
| 稼働時間 (GPS) | 約19時間 | 約19時間 |
| 音楽機能 | Music モデルのみ (4GB) | 標準搭載 (8GB) |
| 重量 | 39g | 36g |
| サイズ | 43 x 43 x 11.6 mm | 42.2 x 42.2 x 10.9 mm |
| センサー | 心拍計, 血中酸素, GPS等 | 心拍計, 血中酸素, GPS, ジャイロ, 電子コンパス等 |
| 価格 (税込) | 39,800円 Music: 44,800円 | 52,800円 |
| Amazon 販売価格 | 価格を見る | 価格を見る |
【徹底比較】初心者が迷う設計思想の違い

スペック表の数字だけでは見えない、両モデルの設計思想(キャラクター)の違いを3つの側面から比べてみたいと思います。
ボタンとタッチの操作性
- Forerunner 165(ボタンの確実性):ランニングウォッチとして、あえて「5つの物理ボタン」を搭載しています(タッチ操作も併用可能)。走りながらのラップ計測、汗や雨で濡れた手での操作など、運動中の確実性を最優先する思想です。多くのランナーが最終的にボタン操作を選ぶのには、こうした明確な理由があります。
- vívoactive 6(タッチの快適性):スマートウォッチとして、日常の快適性を最優先したタッチ操作がメインです。
これは実機を手にしているからこそ強く言えるのですが、今回のvivoactive 6は操作感が驚くほど進化しています。上位モデルのfēnixも所有していますが、日常操作のサクサク感だけなら、こちらが上だと感じるほどです。
メイン機能
Forerunner 165(走りの専門家):走力を分析し、速く、長く走ることをサポートする機能に特化しています。
- PacePro:レース本番でペース配分を指示
- リカバリーアドバイザー:次のトレーニングまでの休息時間を提案
- おすすめワークアウト(ラン):コンディションに合わせた走りのメニューを提案
vívoactive 6(生活のパートナー):ランニングも含めつつ、生活全体の質をサポートする機能が充実しています。
- スマート起床アラーム:浅い眠りを検知し、快適な目覚めをサポート
- Body Battery:元気残量を可視化し、休息のタイミングを提案
- センサー進化(ジャイロ等):ヨガやピラティスなど、ランニング以外の細かな動きの認識精度も向上
特にスマート起床アラームは秀逸です。設定時間の前から浅い眠りを探し、手首を優しく叩いて起こしてくれます。アラーム音で無理やり起こされる不快感がなく、まさに生活の質を高めてくれる機能だと実感しています。
スタイルと音楽
- Forerunner 165(ランへの集中):スポーティーで無駄のない、まさにランニングギアとしてのデザインです。音楽機能はMusicモデルを選ぶ必要がありますが、音楽が不要な人はその分コストを抑えられる、合理的な選択肢とも言えます。(メモリ4GB)
- vívoactive 6(日常への調和):より薄く、スタイリッシュなデザインで、ビジネスシーンや普段着にも合わせやすいのが特徴です。音楽機能(8GB)も標準で搭載しており、スマートウォッチとして日常に溶け込む機能が豊富です。
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初心者の「最後の迷い」を解消!Q&A
Q1. vívoactive 6でもランニングは十分できますか?
A1. はい、趣味のランニング(週1〜3回、タイムを気にしない)なら全く問題ありません。
vívoactive 6にもGPSは搭載されており、距離やペースは正確に測れます。
ただ、165にあるようなレースのペース配分(PacePro)やトレーニング効果の分析といった、速くなるための専門機能が省かれています。
マラソン完走が目的なら十分ですが、自己ベスト更新を狙い始めたら165が欲しくなるかもしれません。
Q2. Forerunner 165を普段使いするのはアリですか?
A2. もちろんアリです!特に最近のモデルはデザインが洗練されています。
vívoactive 6のスタイリッシュさには一歩譲りますが、165も軽量・薄型で、私服に合わせやすいカラーも選べます。ランニングが趣味というアイデンティティを表現するアイテムとしてForerunnerを選ぶのもアリです。
Q3. スマホを持たずに音楽を聴くにはどちらが良いですか?
A3. 標準搭載で容量も大きいvívoactive 6がおすすめです。
vívoactive 6は標準で音楽(8GB)を本体に保存できます。
Forerunner 165は、Musicモデル(+5,000円)を選ばないと音楽を保存できません(容量も4GB)。
スマホを持たずに走りたいならvívoactive 6、もしくはForerunner 165 “Music”を選んでください。
まとめ:ライフスタイルに寄り添う最初のスマートウォッチ

どちらのモデルも、生活を豊かにする素晴らしいパートナーです。優劣ではなく目的に合う方を選んでください。
Forerunner 165 を選ぶ人
- 最優先事項:ランニングの記録向上、レースでの目標達成
- 決め手:確実な物理ボタン、PaceProなどの専門的なラン分析機能
- 音楽:Musicモデル(別売 / 4GB)が必要
- デザイン:スポーティーなランニングギア
vívoactive 6 を選ぶ人
- 最優先事項:日常の健康管理、睡眠やストレスの改善、快適な操作性
- 決め手:驚くほど快適なタッチ操作、スマート起床アラームなどのウェルネス機能
- 音楽:標準搭載(大容量8GB)
- デザイン:普段着にも合うスタイリッシュウォッチ
どちらも捨てがたい…と迷ったら?
もし、ランも健康管理もバランス良く行いたいと迷ったら、決め手は操作性です。
- 運動中の「ボタンの確実性」を取るなら → Forerunner 165
- 日常使いの「タッチの快適性」(サクサクUI)を取るなら → vívoactive 6
どちらのモデルを選んでも、Garminライフが充実したものになると思います。

私はシンプルなvivoactive 6を選びました。
【参考サイト・引用元】
・ガーミン 公式サイト:https://www.garmin.co.jp/
・ガーミン公式サイト(US):https://www.garmin.com/en-US/
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