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Pixel WatchのGeminiでできること|使い方と設定方法解説(2025年11月6日時点)編

Pixel Watchに話かけてGeminiを起動させている女性のイメージ画像(作成者:おかきソムリエ)

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Pixel Watchで、ついにGoogleの最先端AI「Gemini(ジェミニ)」が利用可能になりました。

「どうやって設定するの?」
「従来のGoogleアシスタントと何が違うの?」
「結局、何ができるようになったの?」

この記事では、そんな疑問に答えるため、Pixel WatchにおけるGeminiの使い方をまとめてみました。

メモ機能はとても便利です。

Pixel WatchのGeminiでできること

筆者が愛用しているPixel Watch3でGeminiを起動させた画面の撮影写真(撮影:おかきソムリエ)

Pixel WatchのGeminiは、従来のGoogleアシスタントの便利な機能を引き継ぎつつ、AIの賢さが格段に進化しました。

Googleアシスタントから引き継いだ基本機能

  • 天気予報の確認
  • タイマーやアラームの設定
  • ナビゲーションの開始
  • カレンダーへの予定追加
  • リマインダーの設定
  • メッセージ(SMSやLINEなど)の送信
  • 簡単な情報検索
  • スマートホームの操作

Geminiならではの高度な機能(スマホ連携)

  • アイデア出し・ブレインストーミング
  • 情報(メール・ニュース)の要約
  • 複雑な指示
  • 教育・学習
  • 雑談・メンタルケア

Geminiの使い方(設定と起動)

Pixel Watchで Gemini を使用するには、Gemini が接続されたスマートフォンでデジタル アシストアプリとして設定され、対象の言語と地域で Gemini を使用できることが前提です。(日本では使用可能になりました。)

使い始めるための設定(セットアップ)

パソコンでPixel Watch Geminiの使い方を調べる女性のイメージ画像(作成者:おかきソムリエ)

Geminiを使い始めるための設定は、ウォッチ側ではなくスマートフォン側で行います。

Geminiアプリをインストール

ペアリングしているスマートフォンに、最新の「Geminiアプリ」がインストールされていることを確認します。(もしなければGoogle Play ストアからインストールします)

アプリを起動

スマホでGeminiアプリを開き、画面の指示に従ってGoogleアシスタントからGeminiに切り替えます。

Pixel Watchと同期

スマホ側の設定で、デフォルトのデジタル アシスタントが「Gemini」になっていれば、Pixel Watchで呼び出されるアシスタントも自動的にGeminiに切り替わります。

Geminiの呼び出し方(起動方法)

Pixel Watchのボタン名称を解説した図(作成者:おかきソムリエ)

起動方法は、従来のGoogleアシスタントと全く同じです。好みに合わせて使い分けましょう。

  • 音声: 「OK Google」と話しかける。
  • ボタン: サイドボタン(リューズ:回転ボタンの上)を長押しする。
  • 画面: ウォッチフェイスのショートカット(コンプリケーション)や、左右スワイプで表示される「タイル」から起動する。

【補足】Pixel Watch 4 以降のモデルでは手を上げて話す機能を使って話しかけることで起動できます。
ただし、現時点では「手をあげて話す」は、Pixel Watch 4 と Pixel 9 以降の組み合わせでのみ提供されています。今後、対応機種が拡大される可能性はありますが、購入前に最新の対応状況を公式ヘルプで確認することをおすすめします。

仕組み:スマホ連携とクラウド処理が必須

Pixel Watchとスマホが近くにある風景画像

Pixel WatchのGeminiは、Pixel Watch本体(オンデバイス)では行われていないということです。

  • 仕組み: ウォッチのマイクが音声を受け付けると、そのデータはペアリングされたスマートフォンに送られます。
  • 処理: 実際の処理は、スマホのGeminiアプリとGoogleのクラウド(サーバー)上で行われます。
  • 結果: 処理結果が再びスマホを経由してウォッチに返されます。

つまり、Geminiの賢さを体験するには、スマートフォンとのBluetooth接続(またはウォッチ単体のLTE通信)と、インターネット接続が必須となります。

Geminiの「連続会話」はできる?

結論から言うと、機能によりますが、一部では既に始まっているというのが現状です。

例えば、仕事帰りに買い物を頼まれた際に、「牛乳をメモして」とお願いすると、Google Keepに保存されます。そのまま、追加で「たまねぎも追加でお願い」と言っても追加はされず、再度、Geminiを起動する必要があります。

ただし、メッセージを家族に送る際は連続会話が成り立っています。

このように、スマホ版のGeminiアプリで可能な自然な連続会話は、2025年11月現在、Pixel Watchではまだ完全には体験できませんが、メッセージングなど一部の機能から対応が始まっています。

メモでの連続会話も、今後の仕様変更(アップデート)でそのうち使えるようになると感じています。

まとめ

Pixel WatchでGeminiが起動する画面

Pixel WatchのGeminiは、スマホを取り出さずに、手首に向かって話しかけるだけで、複雑な検索やアイデア出しができるという点で、アシスタントから確実に進化しています。

現時点ではスマホ版Geminiのような自然な連続会話は体験できず、都度「OK Google」と呼びかける必要があるなど、まだ発展途上な部分も残されています。

文章が長くなりそうなアクションは、スマホを最初から使う方が便利かもしれませんが、短いメモやアイデアの保存にはとても便利に使えています。

今後のアップデートでPixel Watchの体験をさらに豊かにしてくれることを期待しましょう。

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