2024年2月に登場したGarminの最新ランニングウォッチ「Forerunner 165」。
鮮やかなAMOLEDディスプレイと充実した基本機能で人気モデルとなっています。
しかし、多くのランナーが迷うのが、上位モデル「Forerunner 265」との違いではないでしょうか。
結論から言うと、両者の最大の違いは「GPS精度」と「高度なトレーニング分析機能」の有無です。
どちらを選ぶか迷う人のために、この記事では、Forerunner 165と265(および小型モデルの265S)のスペックや機能を比較し、「どちらがあなたに最適か」をランナーのタイプ別に分かりやすく解説したいと思います。
Forerunner 165と265の主な仕様の違い

主なスペックの違いは、サイズや解像度などが挙げられます。
Forerunner 165はコンパクトな分だけForerunner 265より軽量。
解像度は Forerunner 265の方が高く、ディスプレイサイズも大きいことが分かります。
主なスペック比較
| Forerunner 165 ![]() | Forerunner 265S ![]() | Forerunner 265 ![]() | |
|---|---|---|---|
| サイズ | 43×43 mm | 41.7×41.7 mm | 46.1×46.1 mm |
| 厚み | 11.6mm | 12.9 mm | 12.9mm |
| 重量 | 39g | 39g | 47g |
| ディスプレイ サイズ | 1.2インチ (30.4mm) | 1.1インチ (28.1 mm) | 1.3インチ (32.5mm) |
| 解像度 | 390×390 ピクセル | 360 x 360 ピクセル | 416×416 ピクセル |
| バッテリー ライフ | 約11日間 | 約15日間 | 約13日間 |
| 参考価格 (税込み) | 39,800円 music仕様 44,800円 | 60,800円 | 62,800円 |
| Amazon 販売価格 (相場) | 価格を見る | 価格を見る | 価格を見る |
*スマートウォッチモード(光学心拍計モード+通知+ライフログ)でのバッテリーライフ

搭載機能の比較表(有無)
両デバイスの搭載機能を比べてみると主な違いは次の機能の有無にあります。
Forerunner 265には、マルチバンド対応高精度GPS 、トレーニングレディネス機能などが搭載されています。
| Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
|---|---|---|
| イメージ画像 | ![]() | ![]() |
| GNSS マルチバンド | 非対応 | 対応 |
| SatIQ技術 | 非対応 | 対応 |
| トレーニング レディネス | なし | あり |
| トレーニング ステータス | なし | あり |
より精度の高い位置情報や軌跡を求める場合は、Forerunner 265を選んだ方が良いでしょう。
ランニングやウォーキンにGPS機能を使用しない方は Forerunner 165がおすすめです。
参考資料:Garmin Forerunnerシリーズ スペック比較表
【Garmin】GPSスマートウォッチのおすすめ3選!性能とバッテリーで選ぶ決定版
Forerunner 165のメリット・デメリット

Forerunner 165の主なメリットとデメリットをまとめてみました。あくまでも筆者が感じるポイントとなりますので、あらかじめご了承ください。
メリット
- コストパフォーマンスの高さ:鮮やかなAMOLEDディスプレイ、タッチ操作、Suica対応などの便利な機能を搭載しながら、優しい価格設定。
- 軽量でコンパクト:39gと軽量なため、ランニング中や睡眠時も気になりにくい装着感。
- ランニングの基本機能が充実:心拍数、ペース、距離、VO2 Max(最大酸素摂取量)といったランニングの基本的な指標を計測可能。
- 鮮やかなディスプレイ:高精細なAMOLEDディスプレイを採用。直射日光下でも視認性が高く、計測データや通知の確認に最適。
- Garmin Pay (Suica)対応:例えばランニング中にスマートフォンを持たなくても、飲み物などを購入可能。
デメリット
デメリットの内容は、主にForerunner 265と比較しています。
- GPSの測位精度:高層ビル街や山間部など、GPS信号が遮られやすい環境では、Forerunner 265で搭載の「GNSSマルチバンド」に比べて精度が劣る点。
- 高度なトレーニング分析機能の非搭載:「トレーニングレディネス」など、日々の体調からトレーニングの質を評価・提案する機能は非搭載。
- 音楽機能は一部モデルのみ:音楽をデバイスに保存できるのは「Forerunner 165 Music」モデルのみ。
- 対応アクティビティ数の制限:Forerunner 265と比較すると、対応するスポーツアクティビティの種類は少なめ。
どちらを選ぶべきか?

価格と機能のバランスが良く、ランニングを楽しむ初心者〜中級者に最適なForerunner 165。高精度GPSと詳細な分析機能で、パフォーマンス向上を目指す中級者〜上級者向けのForerunner 265。
Forerunner 165 がおすすめな人
- ランニングを始めたばかり、またはこれから習慣にしたい人
- 基本的なランニングデータ(距離、ペース、心拍数)がわかれば十分な人
- できるだけ軽量でコンパクトなモデルが欲しい人
- コストパフォーマンスを重視する人
Forerunner 265 がおすすめな人
- すでにランニングが習慣で、パフォーマンス向上を目指している人
- 「トレーニングレディネス」などの高度な分析機能を使って、効率的にトレーニングしたい人
- ビル街や山間部など、GPS精度が求められる場所で頻繁に走る人
- 標準で音楽機能が欲しい人
- トライアスロンやトレイルランニングなど、他のアクティビティにも活用したい人
価格表(Forerunner 165 / 265)
価格は、機能差を最も反映しているポイントです。165はエントリーモデルとして、265はミドルレンジモデルとして明確な価格差があります。
| モデル | 仕様 | 参考価格 (税込) |
|---|---|---|
| Forerunner 165 | 標準モデル | 39,800円 |
| Forerunner 165 Music | 音楽対応 | 44,800円 |
| Forerunner 265S | 小型・音楽標準 | 62,800円 |
| Forerunner 265 | 標準・音楽標準 | 62,800円 |
\Forerunner 165 Music/
ガーミン Forerunner 265 大幅進化!旧モデル255との違いを比較 編
感想(まとめ)

どちらを選ぶべき?
Forerunner 165と265の違いを一言で表すなら、求める精度と分析の深さで選ぶ2つの道です。
Forerunner 165 は、軽量で扱いやすく、価格も手頃。日々のランニングやウォーキング、健康管理を気軽に楽しみたい人にぴったりのモデルです。
AMOLEDの明るい画面、Suica対応、充実したライフログ機能で「初めてのGarmin」に最適。
Forerunner 265 は、より正確なGPSログと、トレーニングレディネス・HRVステータスなどの分析を求める人向け。競技志向のランナーや、日々のコンディション管理を数値化したい人には価値ある一本です。
どちらもAMOLEDディスプレイを搭載し、通知・音楽・決済といったスマート機能も十分。そのため「ランナーの成熟度」や「目的」に合わせて選ぶのが最も後悔のない選択になると思います。
私のようなウォーキング主体のライフスタイルでは、Forerunner 165がピッタリかもしれません。
\Forerunner 165/
\Forerunner 265/
▼参考サイト
・ガーミン 公式サイト:https://www.garmin.co.jp/
・Forerunnerシリーズ:https://www.garmin.co.jp/minisite/forerunner/series/
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