Fitbit・Garmin・Apple Watch 比較レビュー

ガーミン 血中酸素濃度が測れない時の対処法|設定確認と選択方法|レビュー 編

Garmin Blood Oxygen Tracking

ガーミンの多くのデバイスでは血中酸素濃度(SpO2)の測定が可能です。

しかし、オンデマンドが選択されていると手動でしか測れません。

血中酸素濃度の計測は設定確認と選択が必要です。

数値が表示されない場合は設定状況を調べてみましょう!

私が使っているデバイス(Venu2S)では3つの項目から選択します。

  • 終日
  • 睡眠中
  • オンデマンド

※機種によって設定が異なる場合もあります。

オンデマンドでは血中酸素濃度の自動測定がオフ(解除)になっている状態と言えます。

選択内容によってバッテリーの持ちが変わりますが、基本は睡眠中にしています。

※計測機種:Garmin Venu2S

血中酸素トラッキングの設定を確認

Garmin Venu2

まずは、お使いのデバイスで血中酸素トラッキング機能の設定状況を調べましょう

確認方法は簡単。

下記の手順でどのモードになっているかをチェックしてみてください。

※今回はVenu2Sで解説しています。

血中酸素トラッキングの設定方法

1、設定画面から光学式心拍計を選択

2、血中酸素を選択

3、トラッキングモードの設定内容を確認

4、終日もしくは睡眠中で設定しましょう

garmin venu2sのデバイス「光学式心拍計」の選択画面
光学式心拍計を選択
garmin venu2sのデバイス「血中酸素」の選択画面
血中酸素を選択
garmin venu2sのデバイス「トラッキングモード」の選択画面
設定項目を確認

設定はトラッキングモードの画面で希望の内容を選択するだけです。

garmin venu2sのデバイス「血中トラッキングモード」の選択画面
選択項目の画面

(注意)トラッキングモードがオンデマンドだと、睡眠中に計測されません。

血中酸素濃度の測定頻度を終日にすると、バッテリーの減りが速くなるので気をつけましょう。

設定はお好みでどうぞ!

ガーミンアプリでの設定と解除の方法

血中酸素測定の設定はアプリ(GARMIN Connect)からもできます。

大きく『終日血中酸素』と『睡眠時血中酸素トラッキング』の項目があります。

両方を解除すると、オンデマンドの設定になると考えて下さい。

Garmin Connect(ガーミンコネクト)の血中酸素の測定設定の画面

念のため、ガーミンアプリ(Garmin Connect)の設定画面の出し方と手順を載せておきます。

  1. アプリの詳細(•••)を選択
  2. Garmin デバイスを選択
  3. 接続中のデバイスを選択
  4. ライフログを選択
  5. 血中酸素を選択
  6. 選択項目を選択(上記画像参照)

疑問点があれば、ガーミン公式サイトのよくある質問のページをご覧下さい。

なぜ?血中酸素濃度が測れないの?

血中酸素濃度が測れていないと気付く様子(イメージ画像)

ガーミンの公式サイトによると、血中酸素濃度の測定ができない原因は幾つか考えられるようです。

血中酸素トラッキングは、バッテリーが極端に少なくなっている時は計測ができません。

バッテリー残量は十分で、終日睡眠中になっているのに計測ができない場合は、デバイスの装着がうまく出来ていないなどの要因も考えられます。

血中酸素トラッキングには、センサーライトを利用するためデバイスの裏側が汚れている可能性もあるかもしれません。

血中酸素濃度が測れない主な原因
  • バッテリー残量が少ない
    (10%以下)
  • デバイスの装着状態が悪い
  • センサー部分に汚れがある

測定ができていない場合の画面(睡眠時)

設定がオンデマンドになっていると睡眠の結果画面(ガーミンコネクト)では、画面下部に「血中酸素データがありません。」と表示されます。

Garmin Connect(ガーミンコネクト)の睡眠時の血中酸素の結果画面(測定不能の場合)

測定ができた場合の画面(睡眠時)

実際に睡眠時に測定できた場合は下記のように表示されます。

平均血中酸素は95%、血中酸素の最低値87%、平均心拍50bpm。

右側の画面では血中酸素のレベルがグラフで表されています

Garmin Connect(ガーミンコネクト)の睡眠時の血中酸素の結果画面(測定結果の場合):スクリーンショット(おかきソムリエ)

血中酸素濃度はどのくらいが最適?

個人差はありますが、通常の血中酸素濃度は95〜100%が正常値とされています。

ただし、睡眠中は日中に比べると低い傾向になります。

私の場合、睡眠時の血中酸素濃度の平均は93〜95%。

通常血中酸素レベルは95〜100%で、90%未満は低値とされています。

出典:ガーミン公式サイト

数値は環境や状態によって左右されるので、あくまでも目安となります。

血中酸素の濃度について気になる方は、かかりつけ医や専門家に相談するようにして下さい。

血中酸素トラッキング機能の仕組み

赤色LEDライトのイメージ画像|
出典:Garmin公式サイト
出典:Garmin公式サイト

ガーミンの血中酸素濃度の測定には、赤色LEDライト赤外線ライトを利用しています。

ライトの吸収状態をセンサーで読み取って数値を計測。

つまり、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが、どれくらいの酸素と結びついているかを判断。

スマートウォッチは医療機器ではありませんが、自身の体調を把握するには有難い機能です。

測定値には個人差があります。

オンデマンドによる血中酸素濃度の測定方法

血中酸素濃度の測定はオンデマンド(スポットチェック)だとデバイス上では下記のような画面で表示されます。

項目から「血中酸素」を選んで、計測をスタートするだけです。

計測が上手くいけば約数秒から数十秒で結果を表示してくれます。

血中酸素測定中の画面
測定中の画面
血中酸素の測定結果画面
測定結果の画面

たまに測定した血中酸素濃度の数値が低い時があります。

個人的に「低い?」と不安に思う数値は 95%未満でしょうか。

計測する場所や状態によって精度に多少の高低があるのも事実。

思っていたより低い数値の場合は、心配なので安静にして再度測定をして確かめています。

オンデマンドだとバッテリーの持ちが良いです。

\ 最新モデル Venu2 Plus /

血中酸素トラッキングに対応している機種

garmin-venu2-plus-1

ガーミンの機種で血中酸素トラッキングに対応しているデバイスは下記の通りです。

測定機能がある機種が欲しいと思う方は、事前に確認をしておきましょう。

▼血中酸素トラッキング対応機種一覧

  • ForeAthlete 945/745/245/255/255S/255 Music/
  • Forerunner 955/955 Dual Powerシリーズ
  • Forerunner 255シリーズ
  • Venu/Venu Sqシリーズ
  • Venu2/2S 私が使っているのはこちら
  • Venu 2 Plus
  • vivoactive 4/4Sシリーズ
  • Legacyシリーズ
  • vivomove 3/3Sシリーズ
  • vivomove Style/Luxeシリーズ
  • vivomove sport
  • vivosmart 4
  • vivosmart 5
  • Approach S62
  • MARQシリーズ
  • fenix 6シリーズ
  • Quatix 6X
  • Quatix 7シリーズ
  • Enduroシリーズ
  • fenix 5X Plus
  • epix (Gen2)
  • fenix 7 シリーズ
  • Instinct Dual Powerシリーズ
  • Instinct 2/2S/Dual Powerシリーズ
  • Descent Mk2/Mk2i/MK2S/G1/G1 Dual Power
  • Tactix 7 Pto
  • Lilyシリーズ

●参考:Garmin公式サイト(2022年7月現在)

さいごに

スマートウォッチを着けて寝る女性|睡眠時の血中酸素トラッキング(イメージ画像)

ガーミンのVenu2シリーズのコンセプトは「ライフスタイル」。

アクティビティ機能に加えて豊富なライフログ機能が搭載されています。

そのひとつが、血中酸素トラッキング機能

測定結果の見方はデバイスでもスマホアプリでも簡単です。

医療機器ではないため精度を求める場合、厚生労働省が承認・認証されたパルスオキシメーターを利用しましょう!

\ 厚生労働省 認証パルスオキシメーター /

オムロン パルスオキシメータ HPO-300T

▼参考サイト

・GARMIN 公式サイト https://www.garmin.co.jp/
・オムロン 公式サイト https://www.healthcare.omron.co.jp/

・承認・認証されたパルスオキシメータについて(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/pulse_oximeter.html

※血中トラッキング機能は、自己診断又は医師への相談をはじめとする医学的な使用を意図するものではなく、疾病の治療、診断、予防を目的とした医療機器ではありません。
※写真やイラストはイメージです。