ガーミン 血中酸素濃度の測り方と注意点!計測精度の感想 2024 編

Garmin Blood Oxygen Tracking

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ガーミンの多くのデバイスでは血中酸素濃度(SpO2)の計測が可能です。

しかし、オンデマンド(手動)が選択されていると睡眠中も計測されません。

血中酸素濃度の計測には設定確認と選択が必要です。

数値が表示されない場合は設定状況を調べてみましょう!

筆者が使っているデバイスでは3つの項目から選択します。

  • 終日
  • 睡眠中
  • オンデマンド(手動)

※機種によって設定が異なる場合もあります。

オンデマンド(手動)では血中酸素濃度の自動計測がオフ(解除)になっている状態と言えます。

バッテリーの持ちが変わりますが、基本は睡眠中にしています。

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血中酸素トラッキングの設定確認

How to measure blood oxygen levels(ガーミンの血中酸素濃度の測り方)イメージ画像

まずは、お使いのデバイスで血中酸素トラッキング機能の設定状況を調べましょう。

  • 設定画面から光学式心拍計を選択
  • 血中酸素を選択
  • トラッキングモードの設定内容を確認
  • 終日・睡眠中・オンデマンド(手動)のいずれかを選択

※今回はVenu2Sで解説しています。

garmin venu2sのデバイス「光学式心拍計」の選択画面
光学式心拍計を選択
garmin venu2sのデバイス「血中酸素」の選択画面
血中酸素を選択
garmin venu2sのデバイス「トラッキングモード」の選択画面
設定項目を確認

設定はトラッキングモードの画面で希望の内容を選択するだけです。

garmin venu2sのデバイス「血中トラッキングモード」の選択画面
選択項目の画面

★注意:トラッキングモードがオンデマンド(手動)だと、睡眠中に計測されません。

血中酸素濃度の計測頻度を終日にすると、バッテリーの減りが速くなるので気をつけましょう。

オンデマンド(手動)による血中酸素濃度の測り方

Blood Oxygen Wellness(fēnix 7 Pro Sapphire Dual Power
)イメージ画像

血中酸素濃度の手動による計測中は下記のような画面で表示されます。

項目から「血中酸素」を選んで、計測をスタートするだけです。

計測が上手くいけば約数秒から数十秒で結果を表示してくれます。

血中酸素測定中の画面
測定中の画面
血中酸素の測定結果画面
測定結果の画面

ガーミンの血中酸素濃度は低く出る傾向があるようにも感じます。

筆者が「低い?」と感じる数値は 95%未満でしょうか。

計測する状況によって精度に多少の高低があるのも事実ですが、普段より明らかに低い場合は、再度計測をして確かめてみて下さい。

なお、個人差はありますが睡眠中の血中酸素濃度は日中よりも低くなる傾向があります。

ガーミンアプリでの設定と解除の方法

血中酸素計測の設定はアプリ(GARMIN Connect)からも可能です。

大きく『終日血中酸素』と『睡眠時血中酸素トラッキング』の項目があります。

両方を解除すると、オンデマンド(手動)の設定になると考えて下さい。

Garmin Connect(ガーミンコネクト)の血中酸素の測定設定の画面

念のため、ガーミンアプリ(Garmin Connect)の設定画面の出し方と手順を載せておきます。

  • アプリの詳細(•••)を選択
  • Garmin デバイスを選択
  • 接続中のデバイスを選択
  • ライフログを選択
  • 血中酸素を選択
  • 選択項目を選択(上記画像参照)

疑問点があれば、ガーミン公式サイトのよくある質問のページをご覧下さい。

次のような場合は上手く測れません。

血中酸素濃度が測れない時の注意点

  • バッテリー残量が少ない(10%以下)
  • デバイスの装着状態が悪い
  • センサー部分に汚れがある

ガーミンの公式サイトによると、血中酸素濃度の計測ができない原因は幾つか考えられるようです。

血中酸素トラッキングは、バッテリーが極端に少なくなっている時は計測ができません。

バッテリー残量は十分で、終日睡眠中になっているのに計測ができない場合は、デバイスの装着がうまく出来ていないなどの要因も考えられます。

血中酸素トラッキングには、センサーライトを利用するためデバイスの裏側が汚れている可能性もあるかもしれません。

計測ができていない場合の画面(睡眠時)

設定がオンデマンド(手動)になっていると睡眠の結果画面では下部に「血中酸素データがありません。」と表示されます。

Garmin Connect(ガーミンコネクト)の睡眠時の血中酸素の結果画面(測定不能の場合)

計測ができた場合の画面(睡眠時)

実際に睡眠時に計測できた場合は下記のように表示されます。

平均血中酸素は95%、血中酸素の最低値87%、平均心拍50bpm。

右側の画面では血中酸素のレベルがグラフで表されています

Garmin Connect(ガーミンコネクト)の睡眠時の血中酸素の結果画面(測定結果の場合):スクリーンショット(おかきソムリエ)

血中酸素トラッキング機能の仕組み

Mechanism of Blood Oxygen Tracking

ガーミンの血中酸素濃度の計測には、赤色LEDライト赤外線ライトを利用しています。

ライトの吸収状態をセンサーで読み取って数値を計測。

つまり、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが、どれくらいの酸素と結びついているかを判断。

スマートウォッチは医療機器ではありませんが、自身の体調を把握するには有難い機能です。

数値には個人差があります。

血中酸素濃度はどのくらいが最適?

個人差はありますが、通常の血中酸素濃度は95〜100%が正常値とされています。

ただし、睡眠中は日中に比べると低い傾向になります。

筆者の場合、睡眠時の血中酸素濃度の平均は93〜95%です。

通常血中酸素レベルは95〜100%で、90%未満は低値とされています。

出典:ガーミン公式サイト

数値は環境や状態によって左右されるので、あくまでも目安となります。

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感想(個人的な評価)

garmin-venu2-plus-1

ガーミンのスマートウォッチに搭載されている血中酸素濃度を測る機能については、一つの指標となることは間違いありません。

ただし、医療機器ではないため高い精度を求める場合、信頼度の高い厚生労働省に承認・認証されたパルスオキシメーターの利用が必要だと考えます。

個人的な評価としては「 優・良・可 」で判断した場合、筆者は『 』くらいだと感じます。

とは言え、スマートウォッチの血中酸素トラッキングの機能は無いよりある方が総合的にも良いと思います。

あくまでも目安として捉えています。

\ 厚生労働省 認証パルスオキシメーター /

オムロン パルスオキシメータ HPO-300T

▼参考サイト

・GARMIN 公式サイト https://www.garmin.co.jp/
・オムロン 公式サイト https://www.healthcare.omron.co.jp/

・承認・認証されたパルスオキシメータについて(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/pulse_oximeter.html

※血中トラッキング機能は、自己診断又は医師への相談をはじめとする医学的な使用を意図するものではなく、疾病の治療、診断、予防を目的とした医療機器ではありません。
※写真やイラストはイメージです。