Garmin fēnix は、トレーニング・健康管理・アウトドアを1本でまとめて扱える「プレミアムなマルチスポーツGPSスマートウォッチ」シリーズです。
フラッグシップモデルという位置付けだけに、Garminが誇る高い精度の技術と機能を楽しめます。
この記事では、fēnixユーザーの視点から、各モデルの違い、そして選び方を整理してみました。
この記事で分かること
- fēnix 7 / 7 Pro / 8 / 8 Pro の違い(まず何が変わったのか)
- 価格・サイズ・画面・重量など、購入に直結する基本情報
- 「どれを買うべきか」を決める判断軸
まず結論:4モデルの位置づけ

最初に、4モデルの立ち位置だけ押さえると、この先の比較表が一気に読みやすくなります。
- fēnix 7(2022)
7世代の土台:タッチ対応・GNSSマルチバンドなどで基礎が整ったコスパが高いモデル。 - fēnix 7 Pro(2023)
実用の完成形:全機種ソーラー+第5世代光学心拍計+全機種ライト搭載モデル。 - fēnix 8(2024)
機能拡張:AMOLED/Dual Powerの2タイプ+スピーカー&マイク+ダイブ対応で守備範囲が広がったモデル。 - fēnix 8 Pro(2025)
完全自律:Garmin初のinReach(LTE-M)でウォッチ単体での通話・メッセージ・SOSまで到達したモデル。
まず押さえるべき基本要素

各モデルの特徴をざっくり理解できたら、次は “選ぶための基準” となる基本要素を確認していきましょう。
1. 価格
最初にそれぞれの価格帯を押さえると、選択肢が一気に絞れて迷いが減ります。
- fēnix 7:93,500円〜170,500円
- fēnix 7 Pro:121,000円〜170,500円
- fēnix 8:178,000円〜218,000円
- fēnix 8 Pro:206,800円 / 318,800円(MicroLED)
2. サイズ(装着感)
fēnixは毎日つける前提なので、サイズ選びは重要です。
- fēnix 7:7S / 7 / 7X(42/47/51mm)
- fēnix 7 Pro:7S Pro / 7 Pro / 7X Pro(42/47/51mm)
- fēnix 8:AMOLED 3サイズ(43 / 47 / 51mm)/Dual Power 2サイズ(47 / 51mm)
- fēnix 8 Pro:51mm(8 Pro / MicroLED)
3. 画面(見やすさ)
サイズが決まったら、次は画面タイプ。見え方と用途の相性で満足度が変わります。
- fēnix 7 / 7 Pro:MIP(1.2 / 1.3 / 1.4インチ)
- fēnix 8:AMOLED / Dual Powerの2タイプ展開
- fēnix 8 Pro:AMOLED / MicroLED(最大4,500ニト)
4. 注目機能(選ぶための理由)
最後に、モデルを選ぶためになる理由を確認して、どれが自分の優先順位となるかを決めると良いでしょう。
- fēnix 7:タッチスクリーン追加、ソーラー強化、GNSSマルチバンド
- fēnix 7 Pro:全機種ライト・全機種ソーラー・第5世代光学心拍計
- fēnix 8:スピーカー&マイク、音声コマンド、ダイブ(40m)
- fēnix 8 Pro:inReach(LTE-M)で通話/メッセージ/SOS
筆者は、第5世代光学式心拍センサーに進化したタイミングのfēnix 7 Proを購入しています。


ディスプレイはMIPでタッチ操作も可能です。
比較表は2つに分けて整理しました
まず fēnix 7 と fēnix 8、次に fēnix 7 Pro と fēnix 8 Pro の2つに分けて比較しています。
- 標準モデルの比較(fēnix 7 vs fēnix 8)
- 上位モデルの比較(fēnix 7 Pro vs fēnix 8 Pro)
どちらも 価格・サイズ・画面・目玉機能だけに絞っているので、表を見れば違いが一瞬で分かります。
標準モデルの比較(fēnix 7 vs fēnix 8)
| 比較ポイント | fēnix 7![]() | fēnix 8![]() |
|---|---|---|
| 発売日 | 2022年1月発売 | 2024年8月 (AMOLED) 10月中旬 (Dual Power) |
| 価格 (税込) | 93,500円 〜170,500円 | 178,000円 〜218,000円 |
| 本体サイズ | 7S:42mm 7:47mm 7X:51mm | ・AMOLEDのみ 43mm ・AMOLED / Dual Power 47mm 51mm |
| ディスプレイ 方式 | MIPのみ | 2タイプ ・AMOLED ・Dual Power(MIP) |
| 画面サイズ | 1.2/1.3/1.4インチ | 1.3/1.4インチ |
| 目玉機能 | タッチ操作 ソーラー強化 GNSSマルチバンド | 音声コマンド スピーカー&マイク ダイブ40m |
価格を抑えるならfēnix 7、音声・ダイブ・AMOLEDまで欲しいならfēnix 8となるでしょう。
なお、LEDフラッシュライトは、fēnix 7Xとfēnix 8シリーズに搭載されています。
fēnix 7と8、どっちを買うべき?
- 予算を抑えて“fēnixの基本”を手に入れたい → fēnix 7
- 音声操作・通話・ダイビング・美しい画面が欲しい → fēnix 8
fēnix 8の進化ポイント(音声コマンド・ダイブ・AMOLED)を、もう少し詳しく知りたい人はこちら。
上位モデルの比較(fēnix 7 Pro vs fēnix 8 Pro)
| 比較ポイント | fēnix 7 Pro![]() | fēnix 8 Pro![]() |
|---|---|---|
| 発売日 | 2023年6月 | 2025年10月〜 |
| 価格(税込) | 121,000円 〜170,500円 | 206,800円 / 318,800円 |
| 本体サイズ | 42/47/51mm (3サイズ) | 51mm |
| ディスプレイ 方式 | MIPのみ | AMOLED / MicroLED (最大4500ニト) |
| 画面サイズ | 1.2/1.3/1.4インチ | 1.4インチ |
| 目玉機能 | 第5世代心拍計 | inReach(LTE-M) |
fēnix 7 Proから、第5世代光学式心拍センサーに進化し、fēnix 8でも高精度な計測性能が引き継がれています。
fēnix 8 Proの通信機能(inReach)などは利用条件が関わるため、購入前には必ずGarmin公式サイトの製品ページで最新の仕様(Specs)をご確認ください。
7 Proと8 Pro、どっちを買うべき?
- LEDフラッシュライト・ソーラー・計測精度があれば十分 → fēnix 7 Pro
- 圏外や遠出で “スマホなしの連絡手段” が必要 → fēnix 8 Pro
筆者がfēnix 7 Proを購入して、実感したスペックや機能をfēnix 7と比べた記事も参考にしてみてください。
4つのモデルの買い方早見表

どれを買えばいいか迷う人に、予算と使い方でまとめてみました。
予算で決める
- 10万円前後から入りたい → fēnix 7
- 12万円台〜で“完成形”が欲しい → fēnix 7 Pro
- 18万円台〜でAMOLEDと音声が欲しい → fēnix 8
- 20万円超で安全・通信を最優先 → fēnix 8 Pro
使い方で決める
- 基本を押さえたい → fēnix 7
- 夜ラン・登山・キャンプが多い → fēnix 7 Pro (ライトが便利)
- 日常でも便利に使いたい → fēnix 8 (音声操作・通話)
- 圏外を想定する / 究極が欲しい → fēnix 8 Pro (inReach / MicroLED)
買うモデルが決まったら、最後に“失敗しやすいポイント”だけチェックしておきましょう。
画面表示で決める
MIP(ソーラー含む)・AMOLED・MicroLEDは、見た目だけでなく使い方の前提が違います。
ここを合わせると、購入後の満足度が大きく変わります。
AMOLEDが向く人
- 地図・通知・UIの美しさを重視したい
- 室内や夜でも見やすい画面がいい
- 常時表示(AOD)は使わない、またはほどほどでOK
- 通知や操作の快適さを優先したい
MIPが向く人
- 常時表示を前提にしたい
- 長期運用でのトラブルや劣化がイヤ(長く安定して使いたい)
- 日中の屋外アクティビティ中心(登山・ラン・キャンプなど)
- 見やすさ=屋外性能を優先したい
MicroLEDが向く人(8 Pro MicroLED)
- 屋外での視認性を最優先したい
- AMOLEDの美しさも、MIPの屋外性能も“どちらも欲しい”
- 価格よりも最高の見やすさを取りたい
購入前チェックリスト
サイズは合っている?
42 / 47 / 51mmの差は想像以上に大きいです。特に51mmは存在感があります。
筆者は47mmタイプを購入しています。
画面のタイプは好みと用途に合う?
MIP(屋外で見やすい・省電力)、AMOLED(鮮やか・スマホ的)、MicroLED(超高輝度)で好みが分かれます。
AMOLEDは魅力ですが、ソーラーバッテリーを重視してMIPにするのもありだと思います。
fēnix 8 Proの通信は本当に必要か?
inReach(LTE-M)は強力ですが、別途契約が必要な場合や利用エリアの確認が必要です。
オーバースペックにならないか要検討です。
まとめ:あなたに合うfēnixはどれ?

fēnix 7とfēnix 7 Proは前モデルとなるため、コストパフォーマンスが高くなっています。
fēnix 8とfēnix 8 Proは、最新モデルということもあり高価格ですが、スペック・機能ともに魅力的には違いありません。
最後に“買う理由になる差”を確認して、自分の優先順位に合うモデルを決めましょう。
- fēnix 7:価格を抑えて“fēnixの核”に入る高コスパのモデル。
- fēnix 7 Pro:ライト・ソーラー・心拍計の強化で長く使える実用の完成形。
- fēnix 8:音声+ダイブ+AMOLEDで“機能の幅”が広い次世代機。
- fēnix 8 Pro:inReach(LTE-M)とMicroLEDを備えた、妥協なき最上位。
筆者の個人的な意見としては、MIPならfēnix 7 Pro(使っているからかもしれませんが…)、AMOLEDならfēnix 8が良いと思います。
買うモデルが決まったら、次は“どこで買うか”で損しないように準備しておきましょう。
Amazonで買う場合は、セール時ほど“正規品チェック”が重要になります。
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