ランニングを始めたい、または次のマラソンで自己ベストを更新したいと思ったとき、多くのランナーがGarminのForerunner(フォアランナー)シリーズを検討するかと思います。
しかし、165、265、570、970… 数字が色々あって違いが分からない!と言う方も少なくないかもしれません。
この記事では、Forerunner選びの悩みをスッキリ解決できるようにGarminユーザーの視点でまとめてみました。
どのモデルが優れているかではなく、自分のランニングスタイルに、どのモデルが一番フィットするかの参考になれば幸いです。
ナンバリングの基本ルール(用途で分類)
Forerunnerシリーズは、数字が大きくなるほど機能が豊富(ハイエンド)になるのが基本です。
以下のように「どんなランナー向けか」で分類すると、とても分かりやすくなります。
- 165 (エントリー): まずはランニングを楽しみたい、習慣化したい人向け
- 265 (定番ミドル): コスパ良く、本格的なトレーニング分析をしたい人向け
- 570 (最新ミドル): 高機能な分析に加え、通話など日常の便利さも欲しい人向け
- 970 (ハイエンド): 地図機能が必須、またはトライアスロンに取り組む人向け
Forerunner 965の後継モデルが、Forerunner 970です。現在、この両モデルがハイエンドモデルとして公式サイトでも紹介されています。
主要4モデル比較(早見表)
現在の主力4モデルを、それぞれエントリーモデルと上位モデルに分けて比較表にまとめました。「欲しい機能」と「不要な機能」をチェックしてみてください。
注目すべき機能は、やはり、高精度GPSや地図の有無になるかと思います。
Forerunner 165 vs 265
| 項目 | Forerunner 165![]() | Forerunner 265![]() |
|---|---|---|
| ターゲット層 | 健康志向 / 初心者 | 本格派 ランナー |
| ディスプレイ | AMOLED | AMOLED |
| 地図機能 | ✕ (非搭載) | ✕ (非搭載) |
| マイク・ スピーカー | ✕ (非搭載) | ✕ (非搭載) |
| 高精度GPS (マルチバンド) | ✕ (非対応) | ◎ (対応) |
| 光学式心拍計 | 第4世代 | 第4世代 |
| Suica対応 | ◯ | ◯ |
| 参考価格 (税込み) | 39,800円〜 | 60,800円〜 |
Forerunner 570 vs 970
| 項目 | Forerunner 570![]() | Forerunner 970![]() |
|---|---|---|
| ターゲット層 | 本格派ランナー +通話機能 | トライアスリート 最先端 |
| ディスプレイ | AMOLED (さらに明るい) | AMOLED (さらに明るい) |
| 地図機能 | ✕ (非搭載) | ◎ (搭載) |
| マイク・ スピーカー | ◎ (搭載) | ◎ (搭載) |
| 高精度GPS (マルチバンド) | ◎ (対応) | ◎ (対応) |
| 光学式心拍計 | 第5世代 | 第5世代 (心電図対応) |
| Suica対応 | ◯ | ◯ |
| 参考価格 (税込み) | 89,800円 | 121,800円 |
バッテリー比較:どのモデルも驚異のスタミナ
バッテリーが気になると思うかもしれませんが、標準のGPSモードではどのモデルも高いバッテリーを誇ります。
しかし、ランナーが最も重視するGPSモード(ランニング中)のバッテリー持続時間には差があります。
| 種類 | Forerunner 165 | Forerunner 265 (46mm) | Forerunner 570 (47mm) | Forerunner 970 |
|---|---|---|---|---|
| GPSモード (標準) | 約19時間 | 約20時間 | 約18時間 | 約26時間 |
| 高精度GPS (マルチバンド) | 非対応 | 約14時間 | 約14時間 | 約21時間 |
最も手頃な Forerunner 165 ですら約19時間 という、驚異的な持続時間を誇ります。
これは、フルマラソン(例えば3〜6時間)を走っても、バッテリー残量をほとんど気にする必要がないレベルです。
バッテリー持ちが心配だから上位モデルにしようと考える必要は、普通のランニング用途においては必要ないと言えます。どのモデルを選んでも、あなたのランニングを最後まで完璧に記録してくれる、頼もしいパートナーになってくれそうです。
Forerunnerシリーズモデル別解説

Forerunnerの主なスペックを比較したあとは、具体的にどのような人がおすすめなのかを見ていきたいとおもいます。初心者に近い165から、265→570→970の順で紹介しています。
Forerunner 165 がおすすめな人
「健康のためにランニングを始めたい」「走ることを習慣にしたい」
まずはランニングの基本(距離、ペース、心拍数)を知りたい方に最適です。
上位モデルのような複雑な分析機能はありませんが、鮮やかなAMOLEDディスプレイとSuicaを搭載し、「楽しく走る」ための機能は十分。価格も手頃で、Garminデビューに最適な一台です。
✅ あなたへのフィットポイント
- 難しい設定なしで、すぐ走り出したい
- キレイな画面でモチベーションを上げたい
- Suica搭載で、ランニング帰りの買い物もOK
Forerunner 265 がおすすめな人
「マラソンで自己ベストを狙いたい」「トレーニングの質を高めたい」
GPSの精度とトレーニング分析を重視する、最も多くの本格派ランナーにフィットするのがこの265です。
高精度な「マルチバンドGPS」と、回復度合いを教えてくれるトレーニングレディネスを搭載。地図やマイク機能は非搭載ですが、その分コストパフォーマンスが抜群。走ることに関しては上位モデルに引けを取らない、まさにランナーのための中核モデルです。
✅ あなたへのフィットポイント
- 高層ビル街や山道でも正確なGPS軌跡が欲しい
- 今日の練習はハードにすべきか、休むべきかを科学的に知りたい
- 地図や通話機能は不要なので、機能と価格のバランスを重視したい
Forerunner 570 がおすすめな人
「トレーニング分析も日常の便利さも、どっちも欲しい」
265の本格的なランニング機能はそのままに、マイク・スピーカーと最新の第5世代心拍計を搭載した最新ミドルレンジです。
ランニング中に電話に出たり、音声アシスタントを操作したりできます。また、最新の心拍計により、さらに精度の高い健康管理が可能に。「ランニングウォッチ」と「スマートウォッチ」の両方の機能を高いレベルで求める欲張りなあなたにピッタリです。
✅ あなたへのフィットポイント
- スマホを取り出さずに通話や音声操作をしたい
- どうせなら最新のセンサー(第5世代心拍計)を搭載したモデルが良い
- 265の機能は欲しいが、日常の利便性も妥協したくない
Forerunner 970 がおすすめな人
「知らない土地でのランも安心したい」「トライアスロンにも挑戦する」
Garminのフラッグシップ(最上位)モデルです。最大の特徴はフルカラー地図機能。
知らない場所での旅行ランやトレイルランでも安心して活用できます。もちろん、ラン、バイク、スイムを連続で記録できるトライアスロンモードも搭載。マイク機能や心電図アプリ(※)にも対応した、全部入りを求めるあなたに最適です。
※心電図アプリは医療機器ではありません
✅ あなたへのフィットポイント
- フルカラーの地図機能は絶対に外せない
- ランニングだけでなく、トライアスロンや登山など、複数のスポーツで使いたい
- 予算は気にしない。Garminの持つ全ての最先端機能を体験したい
【参考サイト・引用元】
・ガーミン 公式サイト:https://www.garmin.co.jp/
・ガーミン Forerunnerシリーズ:https://www.garmin.co.jp/minisite/forerunner/series/
※記載の内容は都合により変更になることがあります。
※写真やイラストはイメージです。
当サイトにはGoogle AdSenseによる広告が表示される場合があります。






