Pixel Watch 4 vs Pixel Watch 3！価格差の違い何か？スペック・機能比較

最新のPixel Watch 4が登場し、バッテリー持ちの改善など魅力的な進化を遂げました。

しかし、旧モデルとなったPixel Watch 3は、性能と価格のバランスの良いモデル。

「新しいPixel Watch 4と、安くなったPixel Watch 3、結局どっちを選べばいいの？」

「最新モデルとの価格差ほどの価値はある？」

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Pixel Watch 3を愛用中の筆者が、両者の主な違いを比較し、「価格差分の価値があるか」「どちらを選ぶべきか」を徹底解説してみたいと思います。

比較の前提価格戦略と実売価格の「差」

先に結論からお伝えすると、以下で選ぶのがおすすめです

• 日常使いとコスパを最重視しPixelエコシステム体験を始めるならPixel Watch 3
• バッテリー持ちの絶対的な余裕や常に最新の体験に価値を見いだすならPixel Watch 4

まず、両者の「価格」がどれだけ違うのかを見てみましょう。

モデル (Wi-Fi, 41mm)	Pixel Watch 3	Pixel Watch 4
参考価格 （税込み）	39,800円	52,800円

※45mmモデルも同様に、3：46,800円 / 4：59,800円 と13,000円の価格差があります。

注目すべきは実売価格です

事実、2025年11月のブラックフライデーセール等のタイミングでは、Pixel Watch 3は最大約27%オフ（1万円以上の割引）という破格の価格で提供されるようです。

この記事では価格差を埋めるだけの違いがPixel Watch 4にあるのか？という視点で比較しています。

2025年11月14日 【速報】Pixel Watch 3、Googleストアで最大27%オフ！Amazonブラックフライデーとどっちがお買い得か徹底比較 2025 編

Pixel Watch 4 vs 3 主な違い

Pixel Watch 4は、ベゼルがさらに細くなり、表示領域が約10％拡大したことで、画面そのものが一段と広く感じられるデザインへ進化しています。さらに、“Actua 360” のドーム型ディスプレイを採用し、ガラスの丸みを活かしながら表示が端まで自然につながる仕上がりに。

最大3,000ニトの高輝度で屋外でも見やすく、傷に強いガラスも健在です。一方のPixel Watch 3も表示領域が大きいモデルですが、ベゼルの細さやディスプレイの立体感ではPixel Watch 4がより洗練されています。

Pixel Watch 4と3のスペックをすべて比較すると複雑になりますが、私たちが実際に使って体感できる違いは、主に以下の3点に絞られます。

項目	Pixel Watch 3	Pixel Watch 4
バッテリー （公式）	約30時間 (41mm/45mm)	約40時間 (45mm) 約30時間 (41mm)
画面輝度 （最大）	約2,000 ニト	約3,000 ニト
OS・AI体験	Wear OS / Gemini	Wear OS / Gemini

これだけ？と思った方もいるかもしれませんが、デザインや基本的な機能（Fitbit連携、電子決済など）は、両者とも非常に高いレベルで完成されています。

では、この3つの違いが、実際の使い勝手にどれだけ影響するのかを深掘りします。

違い①：バッテリー（約30時間 vs 約40時間）

これが両者を選ぶ上で最大の分岐点です。

• Pixel Watch 3（約30時間）を使っていますが、Fitbit（睡眠含む）を普通に使って1日（24時間）は持つが、2日目（48時間）は持たないというのが正直な感覚です。結局、お風呂に入るタイミングなどで毎日の充電が習慣になります。
• Pixel Watch 4（45mmモデルは約40時間） 45mmモデルは、このバッテリー持ちが大きく改善されました。使い方によっては丸2日持つ可能性が出てきたことは大きな進化です。 （※重要：Pixel Watch 4の41mmモデルは約30時間のままであり、バッテリー寿命に大きな変化はありません。）

【筆者の分析】

毎日充電すると割り切れる人、41mmモデルを検討している人にとっては、Pixel Watch 3のバッテリーでも不満は出にくいです。しかし、「充電忘れが怖い」「週末の旅行などで充電器を持ち歩きたくない」「45mmモデルを検討している」という人にとって、Pixel Watch 4のバッテリーの余裕は、価格差を払う価値があるかもしれません。

違い②：画面輝度（2000ニト vs 3000ニト）

• Pixel Watch 3（2000ニト）2000ニトと聞いてもピンと来ないかもしれませんが、これはApple Watch シリーズ10の最大輝度と同じレベルで、真夏の直射日光下でもハッキリと文字盤が読める非常に明るいディスプレイです。
  
• Pixel Watch 4（3000ニト）さらに明るくなりました。これは「より見やすくなった」という進化ですが、決してPixel Watch 3が暗くて見えなかったわけではありません。

【筆者の分析】

Pixel Watch 3の2000ニトで見えなくて困るシーンは、日常生活ではほぼ皆無です。ここは価格差を正当化するほどの大きな差とは言いにくい、というのが筆者の見解です。

違い③：OS・AI体験（Geminiなど）

AI体験においてはPixel Watch 3 も 4 も「ほぼ同じ」。これが非常に重要です。Pixel Watch 3は旧モデルですが、Googleから最新のWear OSアップデートが提供されています。そのため、Geminiを使ったAI機能やPixelスマホとのエコシステム体験において、できることに大きな差はありません。

【筆者の分析】

「Pixelエコシステムを体験したい」「Gemini連携を試したい」というAI体験が主な目的ならば、あえて高価なPixel Watch 4を選ぶ理由はなく、Pixel Watch 3はコスパ最強のAI体験デバイスと言えます。

2025年11月6日 Pixel WatchのGeminiでできること｜使い方と設定方法解説（2025年11月6日時点）編

GPS精度（シングルバンド vs デュアルバンド）

Pixel Watch 3は、単独GPS・Galileo・Glonassなど複数衛星に対応しており、日常のランニングやマップ用途では十分な精度があります。

一方でPixel Watch 4は、L1＋L5のデュアルバンドGPSに対応。ビルが多い都心部や樹木の多い登山ルートなど、電波が乱れやすい環境での位置ズレに強いのが特徴です。実際、デュアルバンド対応はスマホでも精度向上が明確に出る要素で、アウトドア派なら体感差が出やすいポイントといえます。

【筆者の分析】

普段の散歩や街中の移動ではPixel Watch 3でも問題ありません。しかし「登山」「ランニングトラッキング重視」「都心ビル街でのルートずれが気になる」という人にとって、Pixel Watch 4のデュアルバンドGPSは価格差を埋める価値の一つになります。

結論：どっちを選ぶべき？（おすすめな人）

ここまでの分析を踏まえて、どちらを選ぶべきかをタイプ別にまとめてみました。

Pixel Watch 3 がおすすめな人

• 価格と機能のバランスを最重視する
• 初めてPixel Watchを試したい
• AIやエコシステム体験が主目的
• 毎日の充電に抵抗がない
• 【重要】41mmモデルを検討している人

41mm同士の比較ではバッテリー性能差が小さいため、Pixel Watch 3のコスパが圧倒的です

2025年7月3日 Pixel Watch 3が初心者に最適な3つの理由｜Apple Watch 10と実機比較で判明 編

Pixel Watch 4 がおすすめな人

• バッテリー持ちは丸2日が絶対条件（45mmモデル検討者）
• とにかく最新・最高のスペック（画面輝度など）が欲しい
• 充電忘れが怖い、または充電を面倒に感じる
• 価格差よりも、日々の快適性（バッテリー）を優先したい

2025年11月16日 Pixel Watch 4でできること｜Gemini搭載で何が変わった？GPSや健康管理まで徹底解説

使い方や予算、そして何を最も重視するかによって、最適なモデルは変わってくると思います。

この記事が、Pixel Watch選びの参考になれば幸いです！

＼ Pixel Watch 4 ／

※記載の内容は都合により変更になることがあります。
※写真やイラストはイメージです。