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Fitbit Charge 5 皮膚電気活動(EDA)センサーの使い方!ストレス管理 編

Fitbit EDA scan app

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今回は、Fitbit Charge 5に搭載されているEDAセンサーの使い方と感想を交えてまとめてみました。

日々の生活に追われ、ストレスが溜まってしまうと体調不良の原因になりかねません。

たとえ数分でもゆっくりと気持ちに意識を向けてリラックスする時間を取り入れたいものです。

そこで役立つのがストレス管理機能の皮膚電気活動 (EDA)*スキャンアプリ

メリットデメリットも書いておきました。

※計測機種:Fitbit Charge 5

*皮膚電気活動(EDA:Electro Dermal Activity )とは、皮膚表面の発汗作用を利用して電気的変化を測定することを指します。

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皮膚電気活動スキャンアプリはストレス管理に最適

皮膚電気活動スキャンアプリを使うことで、自身のストレス反応を確かめることが可能になりました。

計測によって反応度合いをストレスレベル(数値)としてアプリの画面で確認できます。

ストレスに対する反応状況を可視化できるので、毎日の健康管理に役立てることができるのが魅力です。

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皮膚電気活動(EDA)反応とは

人は緊張すると手に汗をかきます。

その汗には微量の塩分が含まれていて電流量が変化する特徴があります。

発汗には、体温調整のための「温熱性発汗」と、緊張やストレスによる「精神性発汗」があり、後者は主に手掌や足底に見られます。

この発汗(精神性発汗)を電気的に捉えたものが「皮膚電気活動」です。

温熱性発汗精神性発汗
場所手のひらや足底
以外の全身
手のひらや足底
目的体温調節防衛反応

Fitbitのスマートウォッチ( Charge 5 及び Sense )に搭載された皮膚電気活動(EDA)センサーは、皮膚上の微小な発汗量の変化を検知してストレス反応を測定する仕組みです。

個人差はありますが、マインドフルネスへの実践やメンタルヘルスの改善に役立つとされています。

デバイスの電極は、皮膚の汗の量(皮膚コンダクタンスを変化させる)のわずかな変化を検出することができます。汗の量は交感神経系によってコントロールされているため、この変化は、ストレスに対する身体の反応に重要な傾向を示すことがあります。身体の他の部分に比べて汗腺の密度が高いため、デバイスは、手のひらや指先から皮膚電気活動反応を検出します。

出典:Fitbit公式サイト

使い方はとても簡単!

EDA Scan機能の使い方について

Fitbit Charge5の本体側面のセンサーを説明する画像:本人撮影と作成

Fitbit Charge 5のEDAセンサーの使い方は、EDA Scanアプリを選択してスタートボタンを押すと計測が始まります。

上の写真のように本体の両側にあるセンサーがあります。両側にあるセンサー(電極)を親指と人差し指で挟むのが基本形。

1.EDA Scanアプリを選択

まずは、画面を横(左右)にスクロールして『EDA Scanアプリ』を選択します。

出典:youtube (fitbit公式)

2.START ボタンを押して計測開始

画面に表示された『▶︎』のSTART ボタンを押すと、計測の準備が整います。

出典:youtube (fitbit公式)

3.センサーを指で抑えて計測

本体の両サイドにあるセンサー部分を指で挟むように押さえると設定した時間からカウントダウンが始ります。

※計測時間は変更可能です。

出典:youtube (fitbit公式)

計測が終わったら、現在の気分を尋ねてくれます。

ここで現在の気分に該当するするものを5つの項目から選択して記録します。

  • とても穏やか
  • 穏やか
  • 中くらい
  • ストレスを感じる
  • とてもストレスを感じる

気分を記録またはスキップして完了ボタンを押して終わります。

計測結果は、アプリのダッシュボードから『マインドフルネス』タイルを選択。

\ EDAセンサー搭載 Fitbit Charge 5 /

次に実際の画面を見てみましょう!

Fitbitアプリの画面の見方

計測結果はアプリの画面で確認ができます。

わかりやすいようにスクリーンショットをアップしておきますので参考にしてください。

▼実際の画面はこのような感じです。

Fitbitのアプリのマインドフルネスタイルの選択画面:スクリーンショット
マインドフルネスタイルを選択
計測結果画面

計測時間は3分、心拍数は64から63bpmへ、皮膚電気活動の数字が今回は『 21 』となっていました。

皮膚電気活動の反応には個人差がありますが、冷静であればあるほど皮膚電気活動の反応は少なくなるということです。

21という数値は、私の平均値と比べると比較穏やかな状態を表す値といえます。

リフレクションの記録画面

EDA Scan の計測時間は変更可能

なお、時間の設定は本体のスタート画面で時間の長さを調節することができます。

デフォルトでは『3分』ですが、2分~7分の間で分単位で変更可能。

皮膚電気活動センターを利用する際は、最低1分以上行う必要があります。

最適な時間を設定してみてください。

EDAセンサーのメリットデメリット

Fitbit Charge 5のEDAセンサーは、心身に意識を向ける点においては有効な機能だと思います。

「ちょっといっぷく」「小休止のきっかけ」的な役割を担ってくれるイメージでしょうか。

仕事や趣味に夢中になって無理をしてしまうと疲労度も高くなってしまいます。

ストレスを意識するといった観点からは非常にメリットのある機能だと感じました。

深呼吸をしながら計測すると心拍数も落ち着きます。

一方、この機能を使う場合は能動的に計測を行う必要があるため、面倒なので使っていない方も多いかもしれません。

Sense 2の機能(cEDAセンサー)は、自動的に測定され通知が入るので楽ですが、

Charge 5のEDAセンサーは自ら計測する機会がないと宝の持ち腐れとなる点がデメリットでしょう。

Sense 2に新搭載のcEDAセンサー

2022年8月24日に発表されたFitbitの新モデル(Fitbit Sense 2)では、継続的な皮膚電気活動(cEDA)センサーが搭載されます。

内蔵センサーが心拍変動(HRV)を検知して、パーソナライズされたデータをもとにストレスの高低を判断してくれます。

これによって1日中(24時間)、反応を記録し対処に活用できそうです。

cEDA(継続的皮膚電気活動)センサーが、体がストレスを感じている兆候を検知。自分の感情を振り返り、適切に対処して、充実した毎日を過ごせるようサポートします。

出典:Fitbit 公式サイト

Fitbit Sense 2 レビュー!新機能はcEDAセンサー!ストレスマネジメント機能の個人的評価 2024 編

感想

Fitbit Charge5のEDA(皮膚電気活動スキャン)のスタート画面(本人撮影写真)

Fitbit Charge 5 に搭載された皮膚電気活動(EDA)スキャンアプリ。

ストレスに対する反応度合いを数値で把握できるのは健康管理において有難い機能です。

リラックスや深呼吸などを毎日の生活に意識して取り入れることに役立っています。

計測する間、最初は長いと感じるかもしれませんが、慣れると不思議と短く感じるようになります。

能動的な意識が必要ですが、インターバルを取りたい場合にはおすすめの機能と言えます。

1日24時間(1440分)のうち、たった数分。

ぜひリラックスする時間やマインドフルネス瞑想などの実践などにあててみてください。

まずは1日1回を目標に!

【Fitbit 新製品 2023】最上位モデルはSense 2!旧モデルとの違い|スペック・機能比較 編

●参考サイト
・Fitbit 公式 サイト:https://www.fitbit.com/global/jp/home
・Fitbit 公式 ユーザーマニュアル:https://help.fitbit.com/manuals/manual_charge_5_ja.pdf

●参考文献
・マインドフルネスストレス低減法  ジョン カバットジン(著)北大路書房

・生理計測で何がわかるのか 〜環境心理学への応用〜

福田玄明 東京大学大学院総合文化研究科
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/mera/21/1/21_67/_pdf

・皮膚コンダクタンス測定器の開発 山田健史 サレジオ工業高等専門学校
 機械電子工学科 電子制御システム研究室
 https://gakuen-hachioji.jp/wp-content/uploads/D114.pdf

※写真やイラストはイメージです。