ガーミンから2024年2月29日に「Forerunner 165」が発売されました。
ランニングやウォーキングなどの運動や健康管理のための機能が充実しています。
上位モデルのForerunner 265とは価格差があるため、違いはどこなのか調べてみると、
大きな違いはGPS機能「GNSSマルチバンド対応」の有無だと分かりました。

ガーミン Forerunner 265 大幅進化!旧モデル255との違いを比較 編
165と265 主な仕様の違い

主なスペックの違いは、サイズや解像度などが挙げられます。
Forerunner 165はコンパクトな分だけForerunner 265より軽量。
解像度は Forerunner 265の方が高く、ディスプレイサイズも大きいことが分かります。
▼Main Specifications
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
サイズ | 43×43 mm | 46.1×46.1 mm |
厚み | 11.6mm | 12.9mm |
ベゼル 素材 | FRP | FRP |
ディスプレイ サイズ | 1.2インチ (30.4mm) | 1.3インチ (32.5mm) |
解像度 | 390×390 ピクセル | 416×416 ピクセル |
参考価格 (税込み) | 39,800円 music仕様 44,800円 | 62,800円 |
サイズ比較
サイズに関しては 3.1mmの差。大きな差とは言い切れないかもしれませんが、ディスプレイサイズにすると0.1インチ異なります。

Forerunner 165は、小型で軽量であるため、日常使いや腕の細いユーザーに適しています。これは、長時間装着するスマートウォッチにおいて非常に重要な要素です。

少しでもコンパクトが良い方には嬉しいところです。
重量比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
イメージ画像 | ![]() | ![]() |
重量 | 39g | 47g |

Forerunner 165の方が8g軽量です。
バッテリー比較
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
イメージ画像 | ![]() | ![]() |
スマートウォッチ モード* | 約11日間 | 約13日間 |
GPS モード | 約19時間 | 約20時間 |
バッテリーに関しては、スマートウォッチモードで約 2日の差があります。
GPSモードでは約 1時間の差、ここは大きな違いはありません。
*スマートウォッチモード(光学心拍計モード+通知+ライフログ)でのバッテリーライフ

次は搭載機能の違いを見てみましょう!
搭載機能の有無

両デバイスの搭載機能を比べてみると主な違いは次の機能の有無にあります。
Forerunner 265には、マルチバンド対応高精度GPS 、トレーニングレディネス機能などが搭載されています。
Forerunner 165 | Forerunner 265 | |
---|---|---|
イメージ画像 | ![]() | ![]() |
GNSS マルチバンド | 非対応 | 対応 |
SatIQ技術 | 非対応 | 対応 |
トレーニング レディネス | なし | あり |
トレーニング ステータス | なし | あり |
- GNSSマルチバンド対応:複数の周波数帯(L1、L5など)を利用することで、特にビル街や山間部でも高い測位精度を実現するGPS技術。
- SatIQ技術:高い建物の近くや山奥などマルチバンドGNSSが必要なケースか、または障害物の少ない場所では低消費電力のGPSモードで同じ精度を達成できるケースかを自動で判断し切り替える技術。
- トレーニングレディネス:睡眠の質、リカバリータイム、トレーニング負荷などに基づいて、今日はトレーニングを頑張る日なのか、それとも休息のために気楽に過ごす日なのかを知ることができる機能。
- トレーニングステータス:HRVステータス、最近の運動履歴、パフォーマンスなどの指標を使用して、生産的にトレーニングしているか、ピークに達しているか、疲労しているかを把握する機能。
より精度の高い位置情報や軌跡を求める場合は、Forerunner 265を選んだ方が良いでしょう。
ランニングやウォーキンにGPS機能を使用しない方は Forerunner 165がおすすめです。
●参考資料:Garmin Forerunnerシリーズ スペック比較表

最も大きな違いはGPS精度かもしれません。
健康管理機能も充実

Forerunner 165は、初心者向けランニングウォッチですが、Forerunner 265に劣らないぐらい健康管理機能も充実しています。
やはり中心的な機能は「睡眠トラッキング」「ストレス計測」「血中酸素ウェルネス」「HRVステータス」など。
日常生活のウェルビーイング向上にも役立つことでしょう。
- 睡眠トラッキング
- ストレス計測
- 血中酸素ウェルネス
- HRVステータス
ガーミン HRVステータスは身体状態のバランス指標! ベースラインと平均値 編
Forerunner 165のメリット・デメリット

Forerunner 165の主なメリットとデメリットをまとめてみました。あくまでも筆者が感じるポイントとなりますので、あらかじめご了承ください。
メリット
- コストパフォーマンスの高さ:鮮やかなAMOLEDディスプレイ、タッチ操作、Suica対応などの便利な機能を搭載しながら、優しい価格設定。
- 軽量でコンパクト:39gと軽量なため、ランニング中や睡眠時も気になりにくい装着感。
- ランニングの基本機能が充実:心拍数、ペース、距離、VO2 Max(最大酸素摂取量)といったランニングの基本的な指標を計測可能。
- 鮮やかなディスプレイ:高精細なAMOLEDディスプレイを採用。直射日光下でも視認性が高く、計測データや通知の確認に最適。
- Garmin Pay (Suica)対応:例えばランニング中にスマートフォンを持たなくても、飲み物などを購入可能。
デメリット
デメリットの内容は、主にForerunner 265と比較しています。
- GPSの測位精度:高層ビル街や山間部など、GPS信号が遮られやすい環境では、Forerunner 265で搭載の「GNSSマルチバンド」に比べて精度が劣る点。
- 高度なトレーニング分析機能の非搭載:「トレーニングレディネス」など、日々の体調からトレーニングの質を評価・提案する機能は非搭載。
- 音楽機能は一部モデルのみ:音楽をデバイスに保存できるのは「Forerunner 165 Music」モデルのみ。
- 対応アクティビティ数の制限:Forerunner 265と比較すると、対応するスポーツアクティビティの種類は少なめ。
価格表(Forerunner 165)

音楽再生非対応モデルは2色、音楽再生対応モデルのカラーバリエーションは4色あり、最大450曲の保存が可能です。
仕様(音楽) | カラー | 価格(税込み) |
---|---|---|
音楽再生非対応 | 2色 | 39,800円 |
音楽再生対応 | 4色 | 44,800円 |
ランニングやウォーキングをしながら、お気に入りの音楽を楽しみたい方は迷わずMusic対応モデルを選択しましょう!
\Forerunner165 Music/
感想(まとめ)

ガーミンはGPS機能が魅力で、多機能かつ高性能なデバイスを豊富に揃えるスマートウォッチメーカーです。
スマートフォン専用アプリ「GARMIN connect」の表示項目も充実しており、
Appleのヘルスケアアプリとの連携が可能なので、iPhoneユーザーには嬉しいポイントです。
Forerunner 265は人気モデルですが、Forerunner 165のコスパはかなり魅力的であり、どちらを選ぶかは高いGPS精度を求めるか否かでしょうか。
Forerunner シリーズでのアクティビティやライフログ機能を存分に楽しんでみてください。
\Forerunner 165/
\Forerunner 265/

▼参考サイト
・ガーミン 公式サイト:https://www.garmin.co.jp/
・ランニングスポーツサイエンス https://www.garmin.co.jp/minisite/garmin-technology/running/
・Forerunnerシリーズ:https://www.garmin.co.jp/minisite/forerunner/series/
※掲載の情報は予告なく変更になる場合がございます。
※写真やイラストはイメージです。