ウェルネスをコンセプトにした、ガーミンの人気スマートウォッチ「Venu(ヴェニュー)」シリーズ。
2025年度中に、待望の新作 Venu 4 は発売されるのでしょうか?
まだ公式発表はないものの、業界の動向や下位モデルの進化から、その姿が徐々に見えてきました。
この記事では、2025年8月現在の最新情報とエビデンスを基に、Venu 4の進化の行方を徹底的に予想します。
過去のリリース間隔に加え、近年の発表パターンから、Venu 4の発表時期はかなり絞り込めてきました。ずばり、2025年9月上旬にドイツで開催される国際見本市「IFA」で発表され、9月中旬から下旬にかけて発売される可能性が極めて高いと筆者は見ています。
実際に前モデルVenu 3も2023年8月末の同タイミングで発表されており、この予測の確度は非常に高いと言えるでしょう。

Venu4の価格はきっと上がりそうです。
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Venu4のスペック・機能を予想

まず、Venu 4の性能を予想する前に、現行のVenu 3がVenu 2からどのように進化したのか、おさらいしておきましょう。
- 第5世代の光学式心拍計を搭載(ライフログの精度向上)
- バッテリーの持続時間の増加(スマートウォッチモードで約14日間*)
- 睡眠機能に新機能が追加(睡眠コーチ・昼寝検出、HRVステータス)
- ボディバッテリーのアップデート(身体状態へのアドバイスなど)
- その他
特に「第5世代の光学式心拍センサー」は、fēnix や epix などのフラッグシップモデルにも搭載されている最新センサー(2025年6月現在)で、Venu 3の大きな魅力となっています。
期待と希望と予想

スペック面では、ウォッチフェイスのカスタマイズ自由度や、よりスムーズな操作性の向上が挙げられます。
また、Venu 3で搭載された通話機能(スピーカー・マイク)の音質も、向上が期待されます。
心拍センサーは、Venu 3で国内対応も果たした心電図(ECG)アプリが使える第5世代を、Venu 4でも「標準機能」として引き続き搭載するのは確実でしょう。

第5世代の光学式心拍センサーは魅力です。
機能面で、以前から最も期待されてきた機能ですが、いよいよ搭載がほぼ確実になったと言えそうです。それが、高い精度を誇るGPS「GNSSマルチバンド」への対応です。
その根拠は、2025年に発売された中価格帯モデル「Forerunner 165」にこの機能が搭載されたこと。これまでハイエンドモデルの特権だった高精度GPSが標準機能化する流れは明確で、Venu 4で搭載されない理由は見当たりません。これが実現すれば、ランニングやサイクリングでの位置情報の正確性が格段に向上します。
また、競合のApple WatchやGalaxy Watchではすでに標準機能となっている「皮膚温センサー」。睡眠の質の詳細な分析や体調変化の検知に役立つため、ウェルネスを追求するVenuシリーズへの搭載はまさに“待ったなし”の状態です。ただし、2025年8月現在、搭載を示唆する具体的なリークはなく、これがVenu 4の最大の注目ポイントとなりそうです。
ハードウェアだけでなく、ソフトウェアの進化も見逃せません。特に、fēnixなど上位モデルで先行搭載されている「時差ぼけアドバイザー」や、朝のコンディションをまとめてくれる「モーニングレポート」の機能拡充がVenu 4にも展開される可能性は濃厚です。これにより、日々の健康管理だけでなく、旅行や出張といった非日常シーンでもユーザーを強力にサポートしてくれるでしょう。
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次世代モデルとなるVenu 4には、高度なAI機能に対応できるようなスペックを搭載してくるのか?
効率的で効果的なデータを提供してくれるガーミンアプリ「Garmin connect」も気になります。
スマート機能においても、表示スクロールでの文字数の増加など、さらなる利便性を高めてくれる進化を期待したいと思います。
AIがパーソナルヘルスコーチになる未来
次世代モデルとなるVenu 4には、単にスペックを向上させるだけでなく、高度なAI機能が搭載されるかもしれません。
例えば、睡眠の質、ストレスレベル、心拍変動(HRV)、そして心電図(ECG)のデータをAIが統合的に分析。「今日のあなたには、15分の瞑想がおすすめです」「昨晩のデータから、今日のトレーニングは軽めにしましょう」といった、まさに専属のヘルスコーチのような、パーソナライズされた具体的なアドバイスをくれるようになる未来も遠くないでしょう。
Garmin Connectアプリの進化と合わせて、Venu 4がその入り口になる可能性は十分に考えられます。
このような「AIヘルスコーチ」という未来像は、もはや単なる空想ではなく、現実のトレンドとして急速に具体化しています。現在のウェアラブル業界では、AIを活用してユーザーにパーソナライズされた健康アドバイスを提供するという大きな潮流があり、多くの専門メディアでもその可能性が報じられています。
Garmin自身も心拍分析の専門企業を買収するなど、以前からAIの根幹となるデータ解析に力を入れています。
Venu 4と進化したGarmin Connectアプリが連携することで、単にアドバイスを提示するだけでなく、その日の体調スコアから「今日は30分のジョギングと10分の瞑想」といった具体的なアクションプランまで自動で生成してくれる、そんなパーソナルコーチが腕元に誕生する日は目前に迫っているのかもしれません。
<参考サイト>
- AI in Wearable Health Tech: The Future of Personalized, Continuous Care(tribe.ai)
- AI Wearables in 2025: How Smart Devices Are Transforming Healthcare(Litslink)
- Garmin and Firstbeat: A New Era of Health and Fitness Insights(Garmin公式ブログ)
Venu4とVenu3の比較(スペック)

Venu4 (予想) | Venu3 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
本体サイズ | 45x45mm | 45x45mm |
厚み | 11.5mm (予想) | 12mm |
画面サイズ (直径) | 1.4インチ (35.4 mm) | 1.4インチ (35.4 mm) |
ディスプレイ | AMOLED | AMOLED |
重量 | 45g (予想) | 47g |
バッテリー | 最大14日間 | 最大14日間 |
発売日 | 未定 | 2023年 9月7日 |
参考価格 (税込) | 89,800円 (予想) | 60,800円 |
Venu 4の参考価格は、近年の継続的な円安傾向や、他モデル(Forerunnerシリーズなど)の価格改定の実績を考慮すると、Venu 3から2万円〜3万円ほどアップする可能性は非常に高いでしょう。GNSSマルチバンド搭載などハードウェアの進化も踏まえると、8万円台後半、具体的には「89,800円(税込)」あたりが現実的なラインではないかと推測します。
Venu 4の行方を予想(まとめ)

Venu 3は心電図(ECG)アプリへの対応で、ヘルスモニタリング機能がさらに強化され、その魅力は増すばかりです。
Venu 4では、こうした機能面の進化に伴い、価格も大きく上がってしまうかもしれません。
デザイン面では、fēnix や epix のようなタフネス路線とは一線を画し、よりエレガントで高級感のある方向性を追求してくるでしょう。
特に、競合のApple Watchがステンレスやチタンモデルで確立した“ファッション・ガジェット”としての地位を意識し、ビジネスシーンにも映える「チタンベゼル」採用モデルが登場することは大いに期待できます。
Venu 4の発表が待ち遠しいですが、現行のVenu 3も非常に完成度の高いモデルです。気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

発表が待ち遠しいところです。
\Garmin Venu 3/
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【参考文献・引用元】
<公式サイト>
- ガーミン 公式サイト (https://www.garmin.co.jp/)
- ガーミン公式サイト(US) (https://www.garmin.com/en-US/)
- Apple 公式サイト (https://www.apple.com/jp/)
- Samsung 公式サイト (https://www.samsung.com/jp/)
<業界動向・技術情報>
- AI in Wearable Health Tech: The Future of Personalized, Continuous Care(tribe.ai)
- AI Wearables in 2025: How Smart Devices Are Transforming Healthcare(Litslink)
※記載の内容は都合により変更になることがあります。
※写真やイラストはイメージです。