2025年1月に登場した「Instinct 3」シリーズ。
AMOLEDモデルの追加やLEDフラッシュライトの標準搭載、マルチバンドGPSへの対応を果たし、タフネスウォッチとして人気を博しています。
果たして、後継モデルとなるInstinct 4はいつ登場するでしょうか。
Garminの製品サイクル(約1.5年〜2年)から考えると、2026年後半から2027年初頭に「Instinct 4」が発売される可能性が考えられます。
個人的な予想ですが、Instinct 4が「第5世代(Elevate V5)」センサーを搭載してくることは、ほぼ間違いないでしょう。
この「V5センサーの搭載」が更なるアウトドアシーンでの活動を高みに導く鍵となりそうです。
予測①: 第5世代光学式心拍センサー搭載へ

Instinct 4の進化の核心は、間違いなく新しい光学式心拍センサー「Elevate V5」の搭載です。
これは、すでにfēnix 8やVenu 4、Forerunner 970といった最新モデルでその実力を証明している最新センサーです。
これがInstinctに搭載されると、何が変わるのか推測したいと思います。
皮膚温度の測定
V5センサーは、睡眠中に手首の皮膚温度を測定できます。
Instinctが使われる過酷な環境(高地、雪山、炎天下)において、いつもと違う体温変化は、初期サインを捉える重要なデータになり得ます。
「なんとなく調子が悪い」を「皮膚温の変動」として可視化できるようになれば、Instinctは活動を記録するツールからユーザーを守るパートナーへと進化します。
ECG(心電図)機能
V5センサーはハードウェアとしてECG(心電図)の記録に対応しています。
計測可能となれば、Instinct 4は「心房細動(AFib)」の兆候をセルフチェックできる、最もタフなデバイスになります。
ハードなトレーニングや登山で心臓に極度の負荷をかけた後、心臓の状態を簡易的にでも確認できる安心感は、アスリートにとって計り知れない価値があります。
※日本国内での利用は医療機器としての承認が必要です。
センサー精度の恩恵
V5センサーは、LEDと受光部の増加・配置最適化により、特に激しい動きや寒冷地での測定精度が向上しています。
これにより、「Body Battery」「トレーニングレディネス」「HRVステータス」といった、Instinct 3でもお馴染みの機能すべての信頼性が劇的に向上します。「本当に回復したか」「今日のトレーニング強度は適切か」という判断が、より正確になります。
予測②:バッテリーとディスプレイの二極化へ?
Instinct 3で明確になった「鮮やかさのAMOLED」と「無限バッテリーのDual Power (MIP)」という2モデルのラインナップの行方も気になります。
Dual Powerモデル (MIP液晶)
Instinctの魂である「ソーラー無制限バッテリー」は死守するでしょう。期待したいのは、ソーラーパネルのさらなる高効率化でしょうか。
AMOLEDモデル
タフネスウォッチとして、鮮やかな画面と最低限のソーラーアシスト(バッテリーの減少を緩やかにする)の両立は、多くのユーザーが望むポイントかもしれません。
予測③:フルカラーマップは搭載されるか?
Instinct 4を予想する上で、最大の論点が「フルカラーマップ(地図)の搭載」です。
- 搭載肯定の見方: V5センサーを積み、AMOLEDモデルも登場した今、fenixやepixに次ぐ「準フラッグシップ」として、地図を搭載してくる可能性もあります。
- 搭載否定の見方:Instinctの魅力は「シンプルさ」と「圧倒的レスポンス(MIPモデル)」。地図を積めば価格も上がってしまうでしょう。
【スペック予想】Instinct 3 vs Instinct 4
これまでの予測を、Instinct 3 AMOLED仕様(現行機)との比較表にまとめます。
| 機能 | Instinct3![]() | Instinct4![]() |
|---|---|---|
| 心拍 センサー | 第4世代 (Elevate V4) | 第5世代 (Elevate V5) |
| V5 由来機能 | – | ・皮膚温度 (睡眠中) ・ECG (心電図) 対応 |
| Dual Power | MIP + ソーラー (無制限) | MIP + ソーラー (無制限) |
| AMOLED | カラー AMOLED | カラー AMOLED |
| 地図機能 | なし (簡易ナビのみ) | AMOLED モデルに搭載? |
| GPS | マルチバンド GNSS | マルチバンド GNSS |
| LED ライト | 搭載 (一部除く) | 全モデル 標準搭載? |
【コラム】筆者のfēnix 7 Proでの体験とInstinct 4への期待
筆者は現在、fēnix 7 Pro(V5世代センサー搭載機)を主にアウトドアで使用しています。
予測①で述べた「V5センサーによる健康指標の信頼性向上」も、極限状態のアクティビティにおいては、次の行動を決める上で非常に重要となってくるでしょう。
この辺りは、先に登場したウェルネスコンセプトのVenu X1やVenu4と並んでくる可能性も考えられます。
Instinct 4が、タフネスさを維持したまま、V5センサーによる「信頼できる健康指標」と、fēnix 8世代に迫る「賢いGPSバッテリー管理」を手に入れたとしたら…。
それは、Instinctのタフネス&ロングバッテリーというDNAを、別次元へと引き上げる進化の誕生を意味するの可能性も考えられないでしょうか。
そうなると、epix Proの立ち位置がどうなっていくかも気になります。
予測④:価格上昇は必至? 10万円の壁を超える?

これだけの進化を遂げれば、価格上昇は避けられないと考えます。
Instinct 3 Dual Power(45mm)が 71,800円〜。AMOLED仕様(45mm)は79,800円~。
すでに十分高価ですが、Instinct 4はさらに上の価格帯に進むと予想します。
Instinct 4 Dual Power (MIPモデル)
- 予想価格: 89,800円 ~ 99,800円
- V5センサー搭載コストを反映し、現行のAMOLEDモデル(79,800円)を1万円ほど上回る価格帯になると予想。
Instinct 4 AMOLED (ソーラー非搭載)
- 予想価格: 99,800円 ~ 109,800円
- V5センサーに加え、地図機能が搭載されれば、ついに10万円の大台を超える価格設定になる可能性が高い。
まとめ:Instinct 4は最強のライフ・パートナーへ
Instinct 4は、V5センサーを搭載することで、これまでの「頑丈な時計」「アウトドアログ機」という枠を大きく超えてくるでしょう。 それは、ユーザーの活動を記録するだけでなく、
- 体調の異変を察知し、
- 心臓の状態をチェックし、
- 過酷な環境下での安全性を高める。
場合によっては、Instinctがタフなミドルレンジだった時代は終わり、Instinct 4はepixシリーズと並ぶハイエンドモデルの価格帯に突入することになりそうです…。
Instinct 4は、私たちが頼れる「最強のライフ・パートナー」へと進化を遂げてくるかもしれません。2026年、その登場を今から楽しみに待っていたいと思います。
\Instinct 3 Dual Power/
\Instinct 3 AMOLED/
【参考サイト・引用元】
・Garmin 公式サイト:https://www.garmin.co.jp/
・Garmin US:https://www.garmin.com/en-US/newsroom/press-release/outdoor/introducing-the-instinct-3-series-from-garmin-rugged-smartwatches-now-with-amoled-displays/
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