最近、『スマートウォッチのストレス計測は精度が低い』というニュース記事をよく見かけます。
オランダの研究で『感情と一致しない』という結果が出たためですが、これを読んでガッカリしたGarminユーザーも多いのではないでしょうか?
しかし、4年間使い続けた私の結論は『体調管理ツールとしては極めて優秀』です。今回は個人的な気づきを含め、その理由を解説しています。
「スマートウォッチのストレス測定は使えない」という研究結果

オランダ・ライデン大学の研究によると、Garmin vivosmart 4を装着した800人の若年成人を対象に3ヶ月間調査したところ、実際の感情状態を正確に反映するストレススコアを受け取った者は一人もいなかったという内容です。
参加者の4分の1は、デバイスが示すものとは完全に正反対の体験をしていた。デバイスがリラックス状態を示しているときにストレスを感じたり、その逆だったりした。
※この研究は、オランダ・ライデン大学が発表した調査結果に基づくものです。
使用されたのは2018年発売のvivosmart 4。被験者は若年成人で調査期間は3ヶ月。
個人的にまず思ったのは、「使用したデバイスがちょっと古くないかな?」という点です。
また、今後は学生だけでなく、先生方など社会人も対象にしたデータも見てみたいところです。
※この研究は「感情状態との一致」を評価しており、日常的なストレス管理への有用性そのものを否定するものではありません。
Garminで4年間検証した結果
スタートがVenu 2S(2021年)だったので、その間にデバイスを買い換え、現在は、vivoactive 6とfēnix7 Proを使用しています。
実感としては、ストレススコアは意外と整合しているケースが多いというのが本音。
仕事が立て込んでいるとき、スコアは高くなる。休日でリラックスしているとき、スコアは低くなる。子供とゲームをしている時は上がったり下がったりする傾向がある。
もちろん、100%正確ではなく、時々、「あれ?なんで?」と思うこともありますが…。
感覚的には7〜8割程度は合っています。少なくとも、私の生活リズムや体調の変化と、スコアの動きには相関が見られているのは事実です。
Garminのストレススコア機能:測定できること・できないこと
4年使って分かったことは、スマートウォッチのストレス測定における得手不得手。
多くの人は『精度=自分の気分と合うか』で判断しますが、Garminの精度とは『心拍変動(HRV)という自律神経の数値を正確に拾えているか』です。
機械としての数値の精度は高く、ただ『解釈』が人間の感情とズレるだけ。つまり、数値自体は嘘をついていないのです。
測定できないこと
良いストレス(興奮、やる気、達成感)と悪いストレス(不安、疲労、プレッシャー)の区別はできない。
感情の質的な違いを判別することは難しい。
測定できること
何か高まっているという変化の検知はできる。体の緊張状態をサインとして示してくれる。また、間を取るタイミングを通知してくれる。
つまり、Garminはストレスレベルをリアルタイムで表示してはくれるが、完璧な診断機ではなく、気づきのサインとして機能している状況です。

Garminは心拍変動(HRV)をベースに自律神経のバランスを見ています。そのため、たとえポジティブな感情(興奮や集中)であっても、交感神経が優位になれば「ストレスが高い」と判定されます。
機械は『心拍のゆらぎ』を見ているのであって、『心の叫び』を聞いているわけではないと割り切ると、この機能はずっと使いやすくなります。
ストレススコアを使った「自己管理」としての活用方法

私が、Garminのストレススコアを最も活用しているのは、気分転換や休憩のタイミングを知るためです。
スコアが高いとき、私は少し席を立ち、深呼吸をする。コンビニにカフェラテを買いに行ったりもする。
これだけで、心と体がちょっと楽になります。
“ 間を取る ”という行動は、マインドフルネスセッションで学んだ一つの対処法です。
Garminは「あなたはストレスを感じている」と断定しているわけではなく、「今、体が緊張しているかもしれません」と示唆してくれるものです。
この「示唆 → 振り返り → 行動選択」まで含めて考えると、Garminのストレススコアは測定ツールというより、自己管理を支援するインターフェースだと感じています。
その通知や数値を受け取り、自分の状態を振り返り、行動を選択。
このような一連の流れが体のリズムを意識したストレス機能の上手な使い方だと思っています。
研究結果と4年間の実体験、どちらが正しいのか?
研究結果と、私の体験は矛盾しているのでしょうか?
研究では「感情状態との正確な一致」を求め、私は「気づきのサインとしての活用」を求めています。
求めるものが違えば、評価も変わるのかもしれません。
また、ストレスを俯瞰的に観察するのと、そうでない時の違いあるかと思います。
Garminのストレススコアは、気づきを与えてくれるコンパスであり、自分のコンディションを“乱さずに扱うための管理ツール”でもあります。
Apple WatchとPixel Watch / Fitbitも併用してますが、リアルタイムで確認できるストレススコアはGarmin特有の魅力です。
Garmin以外のメーカー(Apple WatchやPixel Watch・Fitbit)のストレス機能や、仕組みの違いについて知りたい方は、こちらの比較記事をご覧ください
まとめ:Garminのストレス測定は気づきのツール

スマートウォッチの多くの測定値は、あくまでも一つの指標に過ぎません。
大切なのは数値を盲信することでも、否定することでもなく、数値と自分の体験の両方を照らし合わせて分析することです。
スコアが高くても、それは『悪いこと』ではなく『体が頑張っている証拠』かもしれません。
Garminが示すストレススコアは「私はどんな状態だろう?」「少し休んだほうがいいかな?」という、気づきを与えてくれるコンパスみたいなものです。
そこから先の行動は、すべてのユーザーに委ねられています。
私は、マインドフルネスの実践での指標として大いに役立っており、Garminには感謝しています。
技術は日々進化していて、今後もGarminの進化を見守っていきたいと思います。
Garminのストレス測定について、仕組みや精度、モデル差、活用方法まで全体像を整理した記事はこちらです。
【参考記事】
・Leiden University:Does your smartwatch say you’re stressed? It may often be wrong
※記載の情報は予告なく変更になることがございます。
※写真やイラストはイメージです。
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