2025年、Garminのスマートウォッチシリーズに新しい2つの主力モデル「vivoactive 6」と「Venu 4」が加わりました。
どちらもAMOLEDディスプレイを採用し、睡眠やストレス、ワークアウトといった日常と運動の両面で大きく進化しています。
本記事では、Garminユーザーとしてvivoactive 6を使っている筆者が、体験に基づくリアルな使用感とともに、両モデルの違いを掘り下げていきたいと思います。
vivoactive 6とVenu 4の違い

Garminの開発思想を読み解くと、vivoactiveシリーズとVenuシリーズは兄弟機のような関係だと言えます。しかし、実際にはそれぞれ特徴が大きく異なります。
vivoactive 6
健康習慣を日常に取り入れるためのデバイス。通勤や生活リズムを自然にモニタリングし、疲れやストレスを“見える化”できます。軽くて着け心地がよく、装着していることを忘れるほど自然に使えます。
光学式心拍計、SpO₂、加速度・ジャイロなどの標準センサーを搭載。GPSはGPS/GLONASS/Galileo/みちびきに対応しており、普段使いには十分な精度です。
Venu 4
自分の体を“データで理解する”ためのデバイス。第5世代光学式心拍センサー、ヘルスステータス、GNSSマルチバンド(GPS/GLONASS/Galileo/みちびき/BeiDou)、LEDフラッシュライト、Bluetooth通話、音声コマンド/音声メモなど、精度と機能性を両立。ECG(心電図アプリ)にも対応しています。
特に運動や登山、夜間のアクティビティにおいて真価を発揮します。

筆者の見解
筆者としては、ウォーキングやジョギング主体ならvivoactive 6で十分だと感じます。一方で、「心拍データの正確さ」「ECGを使いたい」「夜間のランニングを安全に行いたい」などのニーズがある方には、Venu 4が適していると感じます。
まとめると、軽くて続けやすいのがvivoactive 6、より正確に鍛えたいならVenu 4という棲み分けになりそうです。
比較表:vivoactive 6 vs Venu 4(45mm)
vivoactive 6 | Venu 4(45mm) | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
本体サイズ | 42.2 x 42.2 mm | 45.0 x 45.0 mm |
厚み | 10.9 mm | 12.5 mm |
画面サイズ (直径) | 1.2インチ (30.4 mm) | 1.4インチ (35.4 mm) |
ディスプレイ 解像度 | AMOLED 390 x 390 ピクセル | AMOLED 454 x 454 ピクセル |
ベゼル | 陽極酸化 アルミニウム | ステンレス スチール |
重量 | 36 g | 56 g |
バッテリー スマートウォッチ モード | 約11日間 | 約12日間 |
光学式 センサー | 第4世代 | 第5世代 |
発売日 | 2025年 4月10日 | 2025年 10月2日 |
参考価格 (税込み) | 52,800円 | 79,800円 |
筆者が愛用しているvívoactive 6 は、日常の健康管理とスポーツを手軽に取り入れたい層に向いているかと思います。「無理なく毎日使える万能スマートウォッチ」という印象です。
一方、 Venu 4 は、より本格的なトレーニング志向がある人、夜間のランニングや衛星測位精度を重視する人に向いており、高い精度と多くの機能を求める人に最適です。
また、ビジネスシーンやスポーツ・アウトドアシーンにおいても活躍できる機能を多く兼ね備えている点が魅力です。
比較表:vivoactive 6 vs Venu 4(41mm)
vivoactive 6 | Venu 4(41mm) | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
本体 サイズ | 42.2 x 42.2 mm | 41.0 x 41.0 mm |
厚み | 10.9 mm | 12.0 mm |
画面サイズ (直径) | 1.2インチ (30.4mm) | 1.2インチ (30.4 mm) |
ディスプレイ 解像度 | AMOLED 390 x 390 ピクセル | AMOLED 390 x 390 ピクセル |
ベゼル | 陽極酸化 アルミニウム | ステンレス スチール |
重量 (バンド込み) | 36 g | 46 g |
バッテリー スマートウォッチ モード | 約11日間 | 約10日間 |
光学式 センサー | 第4世代 | 第5世代 |
発売日 | 2025年 4月10日 | 2025年 10月2日 |
参考価格 (税込) | 52,800円 | 79,800円 |
Venu 4の41mmサイズは、手首の細い方向けとして45mmよりひと回り小さく、重量も軽くなっています。
vivoactive 6はサイズ展開が1種類のみの42mmで、大きすぎず小さすぎない適度なサイズ感です。

筆者にはちょうど良い大きさで快適です。

主な機能の比較
とにかく機能数が多すぎるので、主な機能だけを一部抜粋しています。
vivoactive 6になくてVenu 4にあるのが、ECG(心電図)アプリや通話機能・音声コマンドなどです。
このあたりの機能を必要としない方であれば、vivoactive 6は魅力的なデバイスと言っても良いでしょう。
機能 | vivoactive 6 | Venu 4 |
---|---|---|
心拍数 | 〇 | 〇 |
ECG 心電図アプリ | ー | 〇 |
血中酸素 トラッキング | 〇 | 〇 |
睡眠 モニタリング | 〇 | 〇 |
Body Battery | 〇 | 〇 |
ストレス レベル計測 | 〇 | 〇 |
女性のための 健康トラッキング | 〇 | 〇 |
ヘルススナップ ショット | 〇 | 〇 |
通知機能 | 〇 | 〇 |
通話機能 (Bluetooth) | ー | 〇※1 |
音声コマンド 音声メモ | ー | 〇 |
LED フラッシュライト | ー | 〇 |
Garmin Pay Suica対応 | 〇 | 〇 |
※1 スマートフォンとBluetooth接続時にのみ通話が可能です。
vivoactive 6のおすすめポイント

筆者が実際に使って感じたのは、軽さと自然さです。36gという軽量設計は、就寝中でもほとんど気にならず、睡眠トラッキングの邪魔をしません。
1日の身体活動の大部分が、家事や通勤などの運動以外の身体活動によるエネルギー消費量(NEAT)なら、ちょうどいいスマートウォッチだと思います。
ジム通いよりも、日常の動きこそが健康の土台と言われています。vivoactive 6 は“健康を無理なく続けたい人”に最適。
見た目はちょっと控えめですが、静かに生活を支える“縁の下の力持ち”のようなデバイスで、Garmin初心者にも安心しておすすめできます。

Venu 4のおすすめポイント

Venu 4は、健康管理を本格的に“分析”したい人のためのモデルです。AMOLEDの発色が美しく、画面の解像度が高く、ステンレスベゼルの見た目には高級感があります。
また、LEDフラッシュライトは暗所での安全性を高め、登山や夜間ランニングの実用性をぐっと引き上げます。
さらにヘルスステータスによる体調スコアの提示が秀逸で、日々の体調の波を可視化できる点は最新技術の恩恵と言えます。
Venu 4は、“パーソナル健康アシスタント”のような存在かもしれません。
GNSSマルチバンドとLEDフラッシュライトの組み合わせは、外でのトレーニングにおいて非常に頼もしいと思います。
価格はやや高めですが、長期的に見れば確かな投資価値があるのではないでしょうか。

筆者の現状と今後

現在、筆者はvivoactive 6とfēnix7 Proの2台を用途別に使い分けています。
vivoactive 6は睡眠や日常のマインドフルネス計測用、fēnix 7 Proはアウトドアや登山用。
同じGarmin Connect(スマホアプリ)で連携できるため、データが一元管理できるのもGarminの魅力です。
以前はVenuシリーズを使っていたこともあり、Venu 4の進化は個人的にも非常に気になります。
今後、日常とアクティビティの両立をより高めたいとき、Venu 4への一本化も視野に入れて検討中です。
vivoactive 6とVenu 4、どちらを選んでも魅力的な体験ができると思います。
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Garmin vivoactive 6での感動!vivoactive 5から買い替えた結果|スペック・機能比較 2025
\ Venu4 /
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【参考サイト・引用元】
・ガーミン 公式サイト:https://www.garmin.co.jp/
・ガーミン公式サイト(US):https://www.garmin.com/en-US/
※記載の内容は都合により変更になることがあります。
※写真やイラストはイメージです。