Garmin fēnix 8が、2024年8月29日に発売。
今回、fēnix 8にはAMOLEDモデルとMIP(Dual Power)モデルの2種類がラインナップされました。
本記事ではAMOLEDとMIPの視点も踏まえて、fēnix 8と fēnix 7 Proを比較しながら、進化ポイントと主なスペックや機能を検証してみました。
用途・画面・バッテリーなどの主なスペックと機能の違いから、おすすめの選び方も紹介しています。
まず結論|日常重視なら8、屋外&電池なら7 Pro
- 日常でもスマートに使いたい/AMOLEDの見やすさ・音声操作が欲しい → fēnix 8
- 屋外中心で電池持ち重視/MIP+ソーラーで長く安定して使いたい → fēnix 7 Pro
両者とも計測精度の核となる第5世代心拍計・GNSSマルチバンドは同等クラスなので、最後は画面と日常の快適さで決めるのがおすすめです。
※補足:fēnix 8にはMIP(Dual Power)モデルもあります。
MIP=7 Proというわけではなく、最新世代の機能(音声・ダイブ等)も欲しいが、MIP+ソーラーも捨てたくない人は、fēnix 8 Dual Powerも選択肢になります。
どっちを選ぶ?簡単チェック
- AMOLEDの鮮やかさが欲しい → fēnix 8
- 屋外での見やすさ(MIP)と省電力を優先したい → fēnix 7 Pro
- 音声操作・通話など“スマートウォッチ的な便利さ”が欲しい → fēnix 8
- 充電回数を減らしたい/旅やキャンプで安心したい → fēnix 7 Pro
- 厚みが気になる(睡眠やシャツの袖口) → fēnix 8(AMOLED 47mmは薄め)
- MIP(Dual Power)で“最新世代”が欲しい → fēnix 8 Dual Power も候補
※迷ったら屋外中心ならfēnix 7 Pro/日常も重視ならfēnix 8で大丈夫です。
fēnix 8の主な進化ポイント

旧モデルのfēnix 7 Proから進化したfēnix 8の主な内容は下記の通りです。
- AMOLEDディスプレイモデルの追加
- スピーカー・マイクの内蔵
- 本格的なダイビング機能
- バッテリー性能の向上
AMOLEDディスプレイ

fēnix 8 AMOLED(47mm)の解像度は、454×454ピクセルを誇り、明るさのみならず鮮やかさが魅力。
一方、fēnix 8 Dual Power(47mm)は、260×260ピクセルと旧モデルのfēnix 7 Proと同じ解像度です。
| AMOLED仕様 | ディスプレイ | 解像度 |
|---|---|---|
![]() 51mm | 1.4インチ 35.56mm | 454×454 ピクセル |
![]() 47mm | 1.4インチ 35.56mm | 454×454 ピクセル |
![]() 43mm | 1.3インチ 33mm | 416×416 ピクセル |
色鮮やかなAMOLEDは美しいだけでなく、トレーニングデータや地図といった「情報」の視認性を向上させ、一目で状況を把握できるというメリットがあります。

AMOLEDモデルは、今回の注目点と言えます。
AMOLEDとMIPはどっちが正解?

fēnixシリーズが長く採用してきたMIP(メモリインピクセル)液晶にも優れた点があります。
MIP液晶の最大の特長は、屋外の太陽光など、周りの光が強ければ強いほど、画面表示がくっきりと見えるという特性です。
日常で通知・地図・UIの美しさを重視するならAMOLED(fēnix 8)、屋外中心で常時表示&長期運用を重視するならMIP(fēnix 7 Pro)が向きます。
なお、fēnix 8にもMIP(Dual Power)モデルがあります。MIPの屋外視認性・ソーラーの安心感と8世代の進化ポイント(音声やダイブ)を両方取りたい人は、Dual Powerを候補に入れると選びやすくなります。
私が使っているのはMIP液晶のfēnix 7 Proです。MIPは常時表示でも消費電力が非常に少なく、長時間バッテリーに大きく貢献します。
AMOLEDとMIPは、画質やバッテリーの優劣というより使い方に合う思想が違います。どちらが正解か迷う方は、実体験を踏まえて“視線のコスト”で整理したこちらの記事も参考にしてください。
スピーカー・マイク内蔵

スピーカーとマイクを搭載したことで、スマートフォンのハンズフリー通話や音声アシスタントによる操作(音声コマンド)が可能になりました。
例えば、安全が最優先の場面(サイクリングなど)で、手を離さずに音声アシスタントを起動。『今日の天気は?』『家にメッセージを送信』といった操作が可能です。
本格的なダイビング機能
水深40mまで対応するEN13319準拠の本格的なダイビング機能を搭載しました。
40メートルの潜水が可能、手元で深度を確認しながらスキューバダイビングやフリーダイビングを楽しむことができ、ダイブログも記録することができます。
海中に入ると自動でアクティビティが開始され、潜った時間や深さ、水温を記録。データをGarmin Connectアプリに保存し、振り返ることも可能です。
※ダイビングアクティビティは一部機能に限られます。
バッテリー性能の向上

Dual Power(ソーラー充電)モデルにおいては、ソーラー充電効率が前世代比で50%向上しました。
バッテリー(稼働時間)を比べてみると意外なことが判明!
AMOLED仕様でも51mmモデルは圧倒的な持続力を誇ります。
| fēnix 8 シリーズ | スマート ウォッチ モード | GPS モード |
|---|---|---|
![]() AMOLED 51mm | 29日間 常時表示 :13日間 | 84時間 |
![]() AMOLED 47mm | 16日間 常時表示 :7日間 | 47時間 |
![]() AMOLED 43mm | 10日間 常時表示 :4日間 | 28時間 |
![]() Dual Power 51mm | 約30日間 +18日間* | 約95時間 +54時間** |
![]() Dual Power 47mm | 約21日間 +7日間* | 約67時間 +25時間** |
*ソーラー充電:50,000ルクスの条件下の屋外にて1日あたり3時間の着用を含む終日着用を想定
**ソーラー充電:50,000ルクスの条件下での使用を想定
fēnix 7 Pro(Dual Power)を使用していますが、天気の良い日に外で過ごすだけでバッテリーが回復していくのが分かります。
旅行やキャンプでも充電を気にすることなくGPSを使った観光やアクティビティログの記録が可能です。

バッテリーライフの長さには安心感があります。
fēnix 8 vs fēnix 7 Pro(主なスペック比較)

fēnix 8はAMOLEDとDualPowerの2タイプがあるため、それぞれのスペックをfēnix 7 Proと比較してみました。
筆者はfēnix 7 Proを普段使いしていますが、睡眠時は装着感を優先して別モデルに替えることがあります。24時間運用するなら“厚み・重さ”は必ず判断軸に入れるべきです。
fēnix 8 AMOLED vs fēnix 7 Pro
| fēnix 8 AMOLED | fēnix 7 Pro Dual Power | |
|---|---|---|
| イメージ 画像 | ![]() | ![]() |
| 本体 サイズ | 47x47mm | 47x47mm |
| 厚み | 13.8mm | 14.5mm |
| 重量 | 73g | 73g |
| ベゼル | チタン | DLC コーティング チタン |
| レンズ 素材 | サファイア クリスタル | パワー サファイア ガラス |
| 解像度 | 454×454 ピクセル | 260×260 ピクセル |
| 内蔵メモリ | 32GB | 32GB |
| 防水等級 | 10 ATM | 10 ATM |
| 参考価格 (税込) | 178,000円 | 121,000円 |
買ってから後悔しやすいポイント(ここだけ注意)
- AMOLEDは美しい反面、常時表示(AOD)や使い方によって電池の減り方が変わります。
- MIPは地味に見えても、屋外視認性と安定した省電力で長く使うほど満足度が出やすいです。
画面と電池運用の相性が合うかどうかが、最大の分かれ目です。
また、ボタンの押し心地が変わっています。
fēnix 8はダイビング対応の防水性を確保するため、ボタン構造が変わり「カチッ」というクリック感が弱く、少しソフトな押し心地になっています。従来のGarminのクリック感が好きな方は、fēnix 7 Proの方が操作感が心地よいと感じるかもしれません。
fēnix 8 Dual Power vs fēnix 7 Pro
| fēnix 8 Dual Power | fēnix 7 Pro Dual Power | |
|---|---|---|
| イメージ 画像 | ![]() | ![]() |
| 本体 サイズ | 47x47mm | 47x47mm |
| 厚み | 15.2mm | 14.5mm |
| 重量 | 80g | 73g |
| ベゼル | DLC コーティング チタン | DLC コーティング チタン |
| レンズ 素材 | パワー サファイア ガラス | パワー サファイア ガラス |
| 解像度 | 260×260 ピクセル | 260×260 ピクセル |
| 内蔵メモリ | 32GB | 32GB |
| 防水等級 | 10 ATM | 10 ATM |
| 参考価格 (税込) | 178,000円 | 121,000円 |
fēnix 8のDual PowerはAMOLEDモデルより厚み・重量が増える傾向があるので、装着感も含めて比較するのがおすすめです。
fenix 8シリーズにはスペックを絞って価格を抑えた「fēnix E」というモデルもあります。fenix 8 Sapphire AMOLED (43mm) が178,000円なのに対し、fēnix Eは138,800円と価格も低めです。
※fēnix Eについては、当記事では割愛させて頂きます。
主な機能の違い(通話・ダイブ・UIの差)
| fēnix 8 | fēnix 7 Pro | |
|---|---|---|
| イメージ 画像 | ![]() | ![]() |
| タッチ操作 | 可 | 可 |
| ソーラー 充電 | AMOLEDは、 なし ※Dual Powerはあり | あり |
| 光学心拍計 | 第5世代 | 第5世代 |
| 心電図測定 | 対応 | 対応 |
| GNSS マルチバンド | 対応 | 対応 |
| LED フラッシュ ライト | あり | あり |
| スピーカー ・マイク | あり | なし |
| ダイビング機能 | あり | なし |
| UI・操作感 | 新UI (スマホライク) 地図・スクロール が滑らか | 従来UI (Garminらしい) ボタン中心で 迷いにくい |

fēnix 8に搭載された第5世代光学式心拍センサーは、不整脈の一種である心房細動(AFib)の兆候がないかをチェックするための心電図アプリ(ECG機能)が利用可能。
GNSSマルチバンドは、複数の周波数帯の信号を同時に受信します。高層ビルや深い谷などで起こるGPS信号の反射(マルチパス)による誤差を効果的に除去できるため、測位精度が劇的に向上します。
LEDフラッシュライトは、夜間のランニングなどでリズムに合わせてライトが点滅。車やバイクなどへ自分の居場所をアピールできるので安心感があります。
fēnix 7 Proとの価格差

47mmモデルで価格を比べると下記の通りです。
fēnix 8が178,000円で、fēnix 7 Proが121,000円、価格差は57,000円となります。
- fēnix 8 AMOLED(51mm): 198,000円(税込)
- fēnix 8 AMOLED (47mm): 178,000円(税込)
- fēnix 8 AMOLED (43mm): 178,000円(税込)
- fēnix 8 Dual Power(51mm):198,000円(税込)
- fēnix 8 Dual Power(47mm):178,000円(税込)
- fēnix 7 Pro Dual Power(47mm):121,000円(税込)
約5万円の価格差、その中身と選び方
fēnix 8とfēnix 7 Proの実勢価格には、およそ4万円〜5万円の価格差があります。 結論から申し上げますと、この価格の内容は「ディスプレイの美しさ」「通話・音声操作」「ダイビング機能」の3点です。
価格差プラス約5万円の要素
fēnix 8が高価な理由は、fēnix 7 Proにはない、以下の物理的なハードウェアが搭載されているからです。
- AMOLED(有機EL)ディスプレイ: 地図の視認性と発色が劇的に向上し、まるでスマートフォンのような美しさ。
- マイク&スピーカー: 時計単体での通話、音声アシスタント、音声メモ機能。
- 高耐久・防水ボタン: 水深40mのダイビングに耐えうる、水漏れしないインダクティブ(誘導)ボタン。
一方で、「GPS精度」や「心拍センサーの性能」といった運動計測の根幹機能は、実は両モデルとも同等です。
fēnix 8を選ぶべき人
「5万円を投資して、日常の快適さと見やすさを手に入れる」
屋内や普段使いでの視認性を重視し、老眼などで細かな文字が見にくいと感じているなら、fēnix 8のAMOLED画面は価格以上の価値があります。
単に画面が綺麗なだけでなく、地図のスクロールや拡大縮小の動作もfēnix 8の方が圧倒的に滑らかです。「モタつき」が許せない人は、fēnix 8のサクサク感に5万円の価値を感じるはずです。
「地図が圧倒的に見やすい」「時計で通話ができる」というスマートウォッチとしての進化に魅力を感じるなら、迷わずfēnix 8を選んでください。
fēnix 7 Proを選ぶべき人
「5万円を節約し、プロ仕様のスタミナと実用性を取る」
ダイビングをせず、時計に話しかける予定もないなら、fēnix 7 Proが賢い選択です。GPSや心拍計測の精度は最新モデルと同じ最高峰レベル。
むしろ、直射日光下での視認性やバッテリー持ちは7 Proの方が優秀です。「純粋な計測ツール」としてGarminを使うなら、最も満足度の高い買い物になるでしょう。

Dual Powerモデルはfēnix 7 Proが狙い目かもしれません。
究極の選択 fēnix 7 Pro vs fēnix 8

fēnix 7 Proは、第5世代光学式心拍センサーとLEDフラッシュライトを搭載し、MIPディスプレイとソーラー充電による高いバッテリーライフが魅力。
一方、fēnix 8は革新的な進化を遂げ、鮮明なAMOLEDディスプレイと通話対応のスピーカー・マイクを搭載、音声操作と新世代UIで使いやすさを向上させています。
両機種とも第5世代光学式心拍センサーによる同等の測定精度を持ち、心電図アプリ(ECG)にも対応した高精度は計測が可能です。
どちらを選ぶかは、もはや用途や目的次第といったところでしょう。

ぜひ、ライフスタイルに合わせて選んで下さい。
迷ったらこの3つで決めてOKです。
- 迷ったら fēnix 7 Pro(価格とMIP+ソーラーの安定感で後悔しにくい)
- 日常の便利さまで重視するなら fēnix 8(AMOLED)(通知・地図・UIが見やすく、音声操作もできる)
- MIP派で最新を選びたいなら fēnix 8 Dual Power も候補(MIP+ソーラーに加えて、8世代の進化ポイントも取りたい人向け)
※Dual PowerはAMOLEDモデルより厚み・重量が増える傾向があるため、装着感も含めて比較するのがおすすめです。
結局、ディスプレイの思想(AMOLED / MIP)と日常の快適さをどこまで重視するかで答えが決まります。
fēnixシリーズは、きっと心強いパートナーとなると思います。
\ fēnix 7 Pro/
\ fēnix 8 AMOLED/
\ fēnix 8 DualPower/
【参考サイト・引用元】
・Garmin 公式サイト:https://www.garmin.co.jp/
・fēnix 8:https://www.garmin.co.jp/minisite/fenix/fenix-8/
・fēnix 7 Pro:https://www.garmin.co.jp/products/discontinued/fenix-7-pro-sapphire-carbongray/
・ソーラー充電対応スマートウォッチ:https://www.garmin.co.jp/minisite/solar/
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