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高齢者の見守りにApple Watchがおすすめな理由|GPS+セルラーモデルは高齢者向け

AppleWatch-for-watching-over-the-elderly

高齢者の見守り用に使えるスマートウォッチはある?と友人に聞かれたので、

Apple Watch SEのGPS+セルラーモデルを提案しました。

離れて暮らす私の親もiPhoneApple Watchをセットで使い、緊急連絡先を家族に設定して、

もしもの時の保険的な用途で数年前からスマートウォッチ(ウェアラブルデバイス)を利用してもらっています。

ヘルスケアアプリを中心に健康管理にも活用できますが、

今回はあくまでも見守りに視点をおいてメリットデメリットを交えてまとめてみました。

Apple Watchは性能が良いので安心!

2022年12月現在、Apple Watch SE(第2世代)及びApple Watch 8GPS+セルラーモデルが最新モデルになります。

スマートウォッチの選び方|比較から学んだポイント!おすすめメーカー 編

利用の現状と感想

Apple Watchのメッセージ画面とマップ画面のイメージ画像

私自身も離れて暮らす親が心配で、見守りができるスマートウォッチを色々調べましたが、

使ったことがないものを薦めるのも難しく、操作や設定に慣れたApple Watchにすることにしました。

GPS+セルラーモデルであれば、近くにスマホ(iPhone)がなくても、通話機能をはじめ、メッセージ位置情報の共有などができるので非常に便利。

筆者
スマホiPhoneiPhone
デバイスApple Watch 5
GPS+
セルラーモデル
Apple Watch 6
GPS+
セルラーモデル
キャリアドコモドコモ
2022年10月現在
親用と本人用のApple Watch(本人撮影)

高齢者(シニア世代)の場合、多くはApple Watchの設定が必要ですが、使いながら慣れてもらえると助かります。

70歳代の親ですが、今のところ無難に使えているので結果的には満足しています。

あとは、ヘルスケア機能も上手に活用して健康管理に活かしてくれると嬉しいばかりです。

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親御さんに普段から使ってもらえることがポイント!

AppleWatch GPS+セルラーモデルがおすすめの理由

Apple Watchのイメージ画像

セルラーモデルでなければ、スマホを忘れて出かけた場合、通話ができません。

当然、GPSでの追跡も難しくなります。

セルラーモデルで通信契約をしておくと、Apple Watchだけで家族との通話や緊急連絡がいつでも可能。

位置情報の共有をしておけば、家族も専用アプリから居場所を確認できるので、追跡や見守り用のためならセルラーモデルが最適です。

iPhoneのアプリ(探す)のスクリーンショット(本人撮影)
探すアプリの画面

アプリには、自分の位置だけでなく『人を探す』『デバイスを探す』『持ち物を探す』といった項目があります。

  • 人を探す
  • デバイスを探す
  • 持ち物を探す

精度に関しても、かなり正確なので安心して使うことができると思います。

万が一、Apple Watchを紛失してもiPhoneには “ 探す ” というアプリがあるので、下記のようなマップ画面で簡単に調べることができます。

Appleの探すアプリのイメージ画像

地図ですぐに位置情報が確認できます。

GPS + Cellularモデルなら、iPhoneが手元になくても電話をかけたりメッセージを送れます。ファミリー共有設定を使うと、iPhoneを持っていない家族のApple Watchともペアリングできます。

出典:Apple公式サイト

ファミリー共有設定を使うと、iPhoneを持っていなくても家族のApple Watchとペアリングできるって本当?

iPhoneがなくてもApple Watchは使える?

Apple Watchのファミリー共有設定のイメージ画像

iPhoneがなくても、家族が所有するiPhoneを利用すればApple Watchを単体で使うことも可能です。

ファミリー共有設定を使えば、アップルウォッチだけで電話やメッセージ、位置情報の共有ができます。

我が家で、このパターンでの利用経験はありませんが嬉しい見守りサービスだと思います。

ただし、健康管理機能など一部の機能が使えないようなので要注意!

公式サイトで詳しい内容を確認するか取り扱いのお店で相談してみて下さい。

導入までの簡単な流れ

対応機種ならどれでも良いと思いますが、Apple Watch SE のGPS+セルラーモデル(第2世代)がおすすめ。

健康管理も重視したい場合は、Apple Watch 8のGPS+セルラーモデルを選ぶと良いと思います。

  1. Apple Watchのセルラーモデルを購入
  2. Apple Watchを連携するiPhoneを用意する
  3. キャリアでモバイル通信サービスの契約をする

キャリア(ドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイル)は、どれかを選んでモバイル通信サービスの契約は必須

(注)キャリアの契約はiPhoneと同じ通信事業を利用する必要があるので注意して下さい。

※キャリアによってキャンペーンなどがあるため、月額使用料のみ記載しています。

\ セルラーモデル対応 Apple Watch SE /

トータルの費用はどのくらい?

利用する機種によって異なりますが、先ほどのApple Watch SEのGPS+セルラーモデルを例に考えてみます。(2022年11月10日現在調べ)

デバイス金額
Apple Watch SE
(第2世代)
45,800円
iPhone SE
(第3世代)
62,800円
モバイル通信データ
ドコモ
(au、ソフトバンク)
月々550円
(月々385円)
※別途、事務手数料などが必要になる場合もあります。

セルラーモデルでも通信契約の有無は自由。必要な時に契約しても良いかと思います。

Apple Watchの参考価格(8 / SE)

Apple Watch
SE
(40mm)
Apple Watch

(41mm)
画像Apple Watch SEApple Watch 8
GPSモデル37,800円59,800円
GPS+
セルラーモデル
45,800円74,800円
Amazon
販売価格
価格を見る価格を見る
楽天市場
販売価格
価格を見る価格を見る
2022年11月10日現在

実際の販売価格は各サイトでご確認ください。

血中酸素ウェルネスアプリ心電図アプリ皮膚温センサーなどを使いたい場合は、Apple Watch 8のGPS+セルラーモデルがおすすめ!

ヘルスケアアプリを使って、日々の健康管理を親御さんに行なってもらえると一石二鳥。

Apple Watch 8(GPS+セルラーモデル)は、見守り機能と健康管理機能の両方を搭載した最高クラスのウェアラブル端末と言えるでしょう!

\  Apple Watch 8 GPS+セルラーモデル /

Apple Watch 8|watch OS9で睡眠ステージ(コア睡眠)がわかるように!睡眠分析 編

メリットとデメリット

Apple WatchのSOS(緊急電話)のイメージ画面の画像

高性能で多機能、国内のスマートウォッチ市場の約半数のシェアを占める人気のApple Watchにも得手不得手があります。

購入前には、気になるポイントは必ずチェックするようにしてください。

下記のメリット・デメリットの内容は、GPS+セルラーモデルの使用を想定しています。

メリット

最大のメリットはiPhoneが近くになくてもGPSによる位置情報の追跡音声通話が可能。

緊急時にSOSを発信する機能もいざという時は安心。

  • お出かけ先の居場所を特定できる
  • スマホがなくても通話ができる
  • 緊急の際はSOS発信ができる

参考:Apple公式サイト Apple Watch で緊急 SOS を使う

デメリット

一番の心配はやはりバッテリー切れ

Apple Watchのバッテリーは最大で約18時間。

また、毎月のモバイル通信費がかかることでしょうか。

  • バッテリーがなくなると役に立たなくなる
  • 持って外出しないと意味がない
  • 月々の通信契約料が必要

極力、デメリットの要素を減らすために普段から慣れてもらっておくことが大切だと感じます。

最初はApple Watchを高齢者が多くの設定をすることは難しいので、家族でサポートしてあげて下さい。

家庭版の『 高齢者見守りサービス 』といったところでしょうか。

スマートウォッチを使って感じたメリットとデメリット|必要性と有用性 編

メディカルIDと転倒検出機能

Apple WatchのメディカルIDのイメージ画像

Apple Watchには “ メディカルID という機能があり、利用者の年齢や性別、身長、体重、血液型などを登録しておくことができます。

緊急連絡先も複数登録できるので選択も可能。

メディカル ID を指定しておけば、応急手当にあたってくれる人 (ファーストレスポンダー) が、パスコードを入力しなくてもロック画面からあなたの重要な医療情報を見ることができます。たとえば、アレルギーや病状、緊急時に連絡してほしい相手などの情報を確認してもらえます。 

出典:Apple公式サイト

参考:Apple公式サイト iPhone のヘルスケア App でメディカル ID を設定する

Apple WatchのSOSの画面(本人のスクリーンショット)

Apple Watch SE や Apple Watch 4 以降は、Apple Watchを装着していて転倒した場合、デバイスが検知して必要に応じて緊急通報サービスに連絡をしてくれます。

SOSの緊急電話は、警察・海上保安庁・火事、救急車、救助を選択できるようになっています。

参考:Apple公式サイト Apple Watch で転倒検出機能を使う

購入前に考えるべきチェックポイント

親御さんが外出先から携帯とスマートウォッチを操作する様子(イメージ画像)

普段からApple Watchの機能の素晴らしさを実感していますが、利用者によっては向き不向きがあります。

スマートウォッチを生活に取り入れることにメリットを感じてもらうことが大切ですが、使いこなせなければ意味がありません

現実的な問題としては、スマートウォッチを親に持たせるのが難しいといった意見もあるようです。

60歳代をはじめ、70歳や80歳などのシニア世代にもApple Watchは使いやすいと思いますが、実際に体験してもらっても慣れてもらうことが大切かもしれません。

  1. 外出時にも忘れずに装着してもらえるか
  2. Apple Watchの充電ができるかどうか
  3. メッセージや通話などの簡単な操作ができるかどうか

まずは、このあたりのポイントがクリアできそうであれば利用価値は高くなると思います。

普段からスマホを使っていれば抵抗なく使えると思います。

スマートウォッチの選び方|比較から学んだポイント!おすすめメーカー 編

まとめ

家族を見守るイメージ画像

今回は、Apple Watch が高齢者の見守りにおすすめの理由をまとめてみました。

追跡だけなら安価なGPS端末でも良いですが、要件を伝えるには通話ができれば便利で安心。

いつどこで何が起こるかわからないため、普段から利用していればもしもの時に活躍してくれるかもしれません。

見守り用としては、なかなか完璧なスマートウォッチ(ウェアラブルデバイス)はないですが、Apple Watchを上手に使えばある程度はカバーできるので試してみる価値はあるかと思います。

おそらく、これからも機能が充実していくと思うので、今のうちから使い慣れてもらっていてもよいかなと感じます。

家族の居場所がわかるのは安心!

\ セルラーモデル対応 Apple Watch SE /

注意点

Apple Watchを購入の際は、利用したい機能の有無や使い方を事前に調べるようにして下さい。

※記載内容は執筆時の情報です。
※内容は都合により予告なく変更になることがございます。
※写真やイラストはイメージです。