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Apple Watch Ultra 2と初代 Ultraとの大きな違い!スペック・機能比較 編

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2023年9月22日に発売された Apple Watch Ultra 2

新たにS9 SiPを搭載し、Retinaディスプレイが最大3,000ニトへと進化を遂げています。

Ultraシリーズに興味のある方にとっては嬉しいニュースです。

注目は新機能のダブルタップ!

今回は新旧モデルの主なスペックと機能に絞って、初心者の方の目線で比較表にまとめてみました。

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主なスペックの違い

Apple WatchUltra2とUltraの比較画像

「 The biggest and brightest Apple Watch display ever. 」

Apple史上もっとも明るいディスプレイを搭載したと謳われています。

また、より万能に、より簡単に、より高速になったCPUプロセッサ「S9 SiP」を搭載したことが大きな進化です。

Ultra2Ultra
イメージ
画像
Apple-Watch-Ultra2Apple-Watch-Ultra
サイズ49x44mm49x44mm
厚み14.4mm14.4mm
重量61.4g61.3g
素材チタニウムチタニウム
ディス
プレイ
LTPO OLED
常時表示
Retinaディスプレイ
最大3,000ニト
LTPO OLED
常時表示
Retinaディスプレイ
最大2,000ニト
モデルGPS +
Cellularモデル
GPS +
Cellularモデル
プロセッサS9 SiP
64bitデュアル
コアプロセッサ
S8 SiP
64bitデュアル
コアプロセッサ
ストレージ
容量
64GB32GB
GPS高精度2周波
GPS
(L1とL5)
高精度2周波
GPS
(L1とL5)
バッテリー最大36時間
低電力モードで
最大72時間
最大36時間
低電力モードで
最大72時間
参考価格
(税込み)
128,800円124,800円
発売日2023年
9月22日
2022年
9月23日

Ultraはシリーズは、GPS+セルラーモデルのみです!

比較表の通り、Apple Watch Ultra 2と初代Ultraとの大きなスペックの違いは、プロセッサ(S9 SiP)とディスプレイ(最大3,000ニト)、ストレージ容量です。

処理能力が向上することで、ダブルタップを含めてスムーズな操作と各機能において様々な恩恵を受けることになります。

オンデバイスSiri

Apple Watch Ultra 2のS9 SiPは、Siriの性能が大きく向上しています。リクエストをインターネットを介さず、時計本体で直接処理される「オンデバイス処理」に対応したのが最大の特長です 。  

  • 高速な応答: 通信のタイムラグがなくなり、Siriの反応が速くなりました 。  
  • オフライン利用: 圏外の場所でも、タイマーの設定やワークアウトの開始といった基本的な操作が可能。  
  • 安全な記録: 健康に関する操作をSiriに頼んでも、その情報はクラウドに送信されず時計の中で完結するため、プライバシーが安全に守られます

ディスプレイの進化

最大輝度が3,000ニトに向上したことで、真夏の強い日差しの下でも驚くほど画面が見やすくなりました 。

しかし、進化はそれだけではありません。最小輝度を1ニトまで落とせるため、暗いテントの中や映画館で時間を確認する際に、目が眩むことなく、そっと情報を確認できる利点があります。

新機能のダブルタップ機能

ダブルタップによるジャスチャー(イメージ画像)出典:Apple公式サイト

注目のプロセッサ「S9 SiP」の搭載により、人差し指と親指を使ったダブルタップによるジャスチャーで、アプリのボタンを操作することが可能になりました。

時計を着けている方の手で、人差し指と親指を「トントン」と2回合わせるだけで、電話に出たり、タイマーを止めたり、スマートスタックのウィジェットを操作したりできます 。

筆者もダブルタップ機能をシリーズ10で使っていますが、両手が荷物でふさがっている時や、料理中で手が汚れている時など、画面に触れることなく時計を操作できるのは、想像以上に便利です。

主な機能の比較

Apple Watch Ultra2のイメージ画像(出典:Apple公式サイト)

Ultra2とUltraで搭載している機能には大きな違いはありませんが、参考のために一部抜粋をして載せておきます。

一部の機能は、設定が必要であったり、パーソナライズされた情報をもとに算出されるため、継続して利用が必要な機能も含まれます。

Ultra2Ultra
イメージ
画像
Apple-Watch-Ultra2Apple-Watch-Ultra
心拍数の計測
心拍変動(HRV)
の計測
血中酸素ウェルネス
睡眠トラッキング
睡眠時無呼吸の通知
皮膚温の計測
マインドフルネス機能
心電図アプリ
高心拍数と低心拍数の通知
不規則な心拍リズムの通知
転倒検出
緊急SOS
ダブルタップ機能
※2022年9月19日以降のアップデートが必要な機能も含まれます。

iPhoneの「 ヘルスケアApp 」で、上記の健康管理機能が利用可能です。

心電図アプリ、血中酸素ウェルネス、皮膚温センサーはApple Watch SEでは利用できませんが、シリーズ 9(8を含む)とUltra2(初代Ultraを含む)では可能です。

Apple Watchの主な機能(モデル別での解説図)作成者:おかきソムリエ

Apple Watch Ultra 2でも転倒を自動で検知して、緊急通報をしてくれる「 転倒検出機能 」があります。

緊急通報先(日本では110番や119番など)に連絡したり、家族へSOSの電話をかけて助けを求めることが可能です。

特にアウトドアシーンでの利用が多いことを想定されているだけに心強い機能と言えるでしょう。

睡眠時無呼吸の通知

健康管理機能の多くは両モデルで共通ですが、Apple Watch Ultra 2は、その先進的なハードウェアによって、一歩進んだインサイトを提供します。その一つが「睡眠時無呼吸の通知」機能です 。  

これは、睡眠中の呼吸の乱れを検知し、睡眠時無呼吸の兆候の可能性がある場合に通知してくれる機能です。

このような次世代の健康モニタリング機能は、watchOSのアップデートだけでは得られない、Ultra 2ならではの大きなメリットです。

コンパスアプリとウェイポイント

Maps for Apple Watch Ultra2(アップルウォッチのマップアプリ)イメージ画像

コンパスアプリは自然の中での利用で機能の力を発揮します。watchOS 10によって、コンパスは2つのウェイポイントを自動的に生成するようになりました。

注目したいのが「モバイル通信に接続できる最後の地点のウェイポイント」です。

つまり、モバイル通信が可能な最後の場所を推定して、メッセージの確認や電話の発信に役立てることができる機能です。

これは万が一という事を想定すると有難い機能と言えます。

Apple Watch Ultra2のウェイポイント画面(イメージ画像)出典:Apple公式サイト

自然の中では位置情報が非常に重要となってきます。そのため、GPS精度の高いコンパスアプリを搭載するApple Watch Ultra 2は安心感の高いデバイスと言えます。

高度のボタンをタップすると、ウェイポイントを立体的に表示できます。コースの起点、ベースキャンプ、目的地は、ウェイポイントでマーク。これからは自動生成されるモバイル通信接続ウェイポイントにより、経路上で最後に電波をキャッチした場所を確認できます。

出典:Apple公式サイト

●参考:Apple公式サイト Newsroom

見失ったiPhoneを正確に探し出す新機能

Apple Watch Ultra 2には、初代モデルにはない「第2世代超広帯域無線(UWB)チップ」が搭載されています 。

これにより、iPhone 15シリーズ以降のモデルを、まるでレーダーのように正確な方向と距離で探し出す「正確な場所を見つける」機能が使えるようになりました 。

ひとこと

Apple Watch Ultra2のイメージ画像(出典:Apple公式サイト)

Apple Watch Ultra 2とUltraはどちらも高性能で非常に精度の高いデバイスです。

watchOS 10へのアップデートでどちらも大きく進化する形となったため、

新旧どちらのモデルを選んでも満足度の高いスマートウォッチライフを過ごせそうです。

本格的なアウトドアから登山やハイキング、トレイル、サイクリングなどを楽しむ方にとっては幅広い機能を利用できる魅力が詰まっていることでしょう。

\ Apple Watch Ultra 2 /

▼参考サイト

・Apple公式サイト https://www.apple.com/jp/
・Amazon公式サイト https://www.amazon.co.jp/

※掲載情報は都合により予告なく変更になる場合がございます。
※写真やイラストはイメージです。