Apple・Google/Fitbit・ Garminの比較記事

Fitbit Premiumでわかること|無料と有料で使える機能の違い 編

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Googleのスマートウォッチで利用できるFitbitアプリ。

Fitbit アプリでは何ができる?

無料と有料(Fitbit Premium)で使える機能の違いをまとめてみました。

Fitbit Premium(有料版)が、必要かどうかは最終的には目的と用途次第になるかと思います。

ざっくりと理解して頂ければ幸いです。

◎当記事では基本的な機能を例に挙げています。詳細についてはGoogle公式サイトでご確認願います。

Fitbitアプリでできること

Features available on Fitbit(スマートウォッチを操作する様子)イメージ画像

まず、スマートウォッチ本体は計測機器で、スマホのアプリが記録管理や分析を行うといった役割だと考えるとわかりやすいかもしれません。

機能を大きく分類すると下記の通りです。

  • 健康管理機能:心拍数、心拍変動、血中酸素ウェルネスなど
  • 睡眠サポート機能:睡眠記録、睡眠スコア、スマートアラームなど
  • 運動管理機能:タイム、距離、スピードの確認など
  • スマート機能:着信通知、アラーム、タイマーなど

(注)デバイスのスペックや機能によって計測内容は異なる場合があります。

1. 健康管理機能

Fitbit Health Management Features(エクサイズ設定をしている様子)イメージ画像

基本的な健康管理機能は心拍数や心拍変動、呼吸数、血中酸素ウェルネス、ストレスチェックなどです。

  • 心拍数
  • 心拍変動
  • 呼吸数
  • 血中酸素ウェルネス
  • ストレスチェック

Fitbitアプリで安静時の心拍数(HR)、睡眠時の心拍変動(HRV)、睡眠時の推定皮膚温と血中酸素ウェルネス(Spo2)、周期記録などの管理、分析が可能です。

Fitbit アプリでわかる心拍変動(HRV)|計測値の目安と正常値(本人) 編

2. 睡眠サポート機能

Fitbit Sleep Support(スマートウォッチをつけて寝ている様子)イメージ画像

睡眠サポート機能は、睡眠時間の記録、睡眠ステージのグラフ化、睡眠スコア(評価とアドバイス)、睡眠プロフィールなど多くの機能が充実しています。

  • 睡眠時間の記録
  • 睡眠ステージ
  • 睡眠スコア
  • 睡眠プロフィール*
  • 高度な睡眠分析*

*Fitbit Premiumのみ利用が可能です。

デバイスをつけて寝るだけで睡眠時間も自動で計測。

ノンレム睡眠(深い眠り、浅い眠り)、レム睡眠、覚醒をグラフや時間で可視化してくれます。

Fitbit 睡眠トラッキングのスコア平均は77点!睡眠グラフ比較 編

3. 運動管理機能

Heart Rate Zone(ランニングしている様子)イメージ画像

運動管理機能の目玉は、ワークアウトにおける心拍ゾーンの確認と分析。

心拍数に応じて「脂肪燃焼ゾーン」「有酸素運動ゾーン」「ピークゾーン」を画面表示と振動で教えてくれます。

消費カロリーや時間、距離、スピードなどもデバイスで確認できるので、ペース配分に役立ちます。

Fitbitの脂肪燃焼ゾーンと有酸素運動ゾーン!心拍数と運動強度の関係 編

4. スマート機能

Smart Features(スマート機能を利用している様子)イメージ画像

スマートウォッチの醍醐味と言えば、スマホを取り出さずに出来る便利な通知・着信機能。

Suicaなどの電子決済も便利です。

  • 時計(アラーム)
  • タイマー
  • 着信・通知
  • カレンダーの通知
  • Googleウォレット(注)

(注)Googleウォレットは制約事項もあるためGoogle公式サイトFitbit ヘルプを必ずご確認下さい。

Fitbitアプリ 無料と有料の違い

以下、公式サイトに記載されている内容を一部抜粋して比較表にしてみました。

機 能無料Fitbit
premium
今日の
エナジースコア
ありあり
動画・音声による
ワークアウト
セッション
プレビュー
のみ
あり
アクティビティ
の記録
ありあり
心拍ゾーン
の記録
ありあり
リアルタイム指標ありあり
睡眠スコアと
データ
スコアのみスコアと
詳細な分析
睡眠プロフィールあり
ストレス
マネジメント

スコア
スコアのみスコアと
詳細な分析
マインドフルネス
セッション
プレビュー
のみ
あり
ウェルネス
レポート
あり
健康指標の推移ありあり
月経に関する記録ありあり
食事と水分摂取
の記録
ありあり
レシピと食事
のヒント
プレビュー
のみ
あり
引用元:Fitbit Premium

無料の範囲でも、「睡眠スコア」や「ストレスマネジメントスコア」を確認できますが、詳細な内容には有料版が必要です。

Fitbitのストレスマネジメントスコア!平均値の目安は高いほど良好 編

Fitbit Premiumでわかること

Fitbit Premium(有料版)では、睡眠プロフィール先進の睡眠分析ウェルネスレポートマインドフルネスセッションの利用が可能になります。

自分の身体状態をより詳しく知りたい方には、Fitbit Premium を使う価値は十分にあると思います。

以前は有料版でしか使えなかった「今日のエナジースコア」は無料版でも使うことができるようになりました。

今日のエナジースコア(無料)

Advanced Analysis

今日のエナジースコアとは、計測データをもとにワークアウトに適した状態か回復を優先すべきかを評価してくれる機能です。

心拍変動(HRV)や最近の睡眠、安静時の心拍数(RHR)に基づいたスコアを確認することが出来ます。

Fitbitプレミアムで使える今日のエナジースコアの画面(本人データ:おかきソムリエ)スクリーンショット
今日のエナジースコア(本人データ)

今日のエナジースコアが高い場合は、より強度なワークアウトができる状態にあることを意味します。

一方、スコアが低い場合は、ハードな運動や睡眠不足、ストレスや体への負担、またはこれらの要因が重なることで、疲労が溜まっている状態を意味します。

スコア評価アドバイス
1〜29低い回復を優先し、無理はしない
30〜64良好通常の運動量にとどめておく
65〜100高いハードなワークアウトに挑戦
参考:Fitbitアプリ

先進の睡眠分析(有料)

先進の睡眠分析では、「高度な睡眠分析」を行うためのデータ(睡眠プロフィール・睡眠スコアの内訳)などを見ることができます。

具体的に睡眠プロフィールとは、ユーザーの長期的な睡眠データから通常範囲と理想的な範囲が割り当てられ、自分が指標のどの範囲に位置するか確認ができて、他のFitbitユーザーとのパターン比較も可能になります。

Fitbitアプリの睡眠分析(Fitbit Premium 30日間の平均)本人データ:おかきソムリエのスクリーンショット
本人データ(30日間の平均)

一方、睡眠スコアの内訳とは、睡眠スコアを算出する3つの指標(睡眠時間、深い睡眠とレム睡眠、回復度)です。

Fitbitアプリ(Fitbit Premium)で見ることができる睡眠スコアの内訳(本人データ:おかきソムリエ)スクリーンショット
本人データ(睡眠スコアの内訳)

回復度で睡眠の効果を知ることができます。

睡眠プロフィール(有料)

Fitbitプレミアムでは、毎月の睡眠プロフィールが6種類の動物(クマ、キリン、オウム、イルカ、ハリネズミ、カメ)のいずれかに例えられ、睡眠の特徴や傾向などの解説を見ることができます。

Fitbit Sleep Animal
引用元:Google blog
アニマル特徴/睡眠の傾向
クマ睡眠スケジュールが一定しています。 他の多くの動物よりも早寝で、一度眠りに落ちたら、すぐに熟睡できます。
睡眠は長く安らかで、深い睡眠とレム睡眠が比較的長い傾向があります。
ごく短時間の覚醒を除けば、眠りが大きく乱れることもなく、熟睡できるタイプです。
キリン遅寝早起きの傾向がありますが、スケジュール自体は一定しています。
全体的な睡眠時間は少ないものの、質の高い睡眠に早く到達し、深い睡眠とレム睡眠を十分とれています。
夜間の目覚めや睡眠の乱れは、それほど頻繁には起こりません。
オウム早過ぎず遅過ぎずの、比較的一定した就寝時刻を維持します。
通常はすぐに熟睡に達し、毎晩十分な休息をとれています。
眠りは深いもののレム睡眠が浅く、そのため夜間に短時間目覚めることがあります。
全体としては、まずまずの休息をとれています。
イルカ他の多くの動物より遅寝で、全体的な睡眠時間も短い傾向があります。
睡眠スケジュールのばらつきが、その一因だと考えられます。
熟睡に至るまでに少し時間がかかることが多く、深い睡眠とレム睡眠が短くなります。
その結果、眠りが浅くなり、夜間に目が覚めやすい傾向があります。
夜間の睡眠だけでは十分に疲労を回復できず、不足分を取り戻すために昼寝をすることがあります。
ハリネズミ通常、遅寝早起きで、全体的な睡眠時間が短くなります。
眠りが浅く、熟睡に至るまでに時間がかかり、深い睡眠やレム睡眠が短い傾向があります。
多少の眠りの乱れや、時折、長時間の覚醒はあるものの、そこそこの安眠が得られています。
カメ入眠時刻が毎晩異なる傾向があり、どちらかといえば早い時刻に眠りにつくことが多いようです。
睡眠時間は十分確保できているものの、熟睡に至るまでには時間がかかります。
深い睡眠とレム睡眠は、平均よりやや短くなる傾向があります。
時々、夜間に長く目覚めてしまい、再び寝つけず、翌日に昼寝が必要になることがあります。
引用元:Google blog

●参考:Google blog Fitbit睡眠プロファイルの6つの動物

Fitbit Premiumの価格

Fitbitプレミアムのイメージ画像

Fitbit Premiumには条件によってお試し期間(トライアル期間)があります。無料期間内で体験してみて必要なら継続してみることをおすすめします。

Fitbit Premiumプランの価格

●月額 640円
●年額 6,400円

Fitbit プレミアム 無料期間終了後に継続して利用したい場合は、月額と年額のプランから選ぶことが出来ます。年額の方が約2ヶ月分お得に設定されています。

個人的には基本的な項目は無料版でも十分だと思います!

申し込んでみたものの「Fitbit Premiumがいらない」と感じたなら解約すればいいでしょう。その場合は月額プランで支払っている方が良いかもしれません。

●詳しい内容はFitbit Premiumのページをご覧ください。

健康指標(ダッシュボード)でわかること

health index(Fitbitデバイスと健康管理に取り組む様子)イメージ画像

Fitbit アプリの『 健康指標では、呼吸数、安静時の心拍数、心拍変動、血中酸素ウェルネス、皮膚温変動の傾向を確認することができます。

健康指標のダッシュボードは、Fitbit Premiumのメンバーシップだけでなくても無料でも使えますが、より深い内容や長期間における分析には有料プランに加入する必要があります。

健康指標(ダッシュボード)

・呼吸数(BR)
・安静時の心拍数(RHR)
・心拍変動(HRV)
・血中酸素ウェルネス(SpO2)
・皮膚温変動

血中酸素ウェルネスは睡眠時に計測されます。安静時の心拍数や心拍変動を把握することで、日々の体調管理に活かせることができます。

但し、一部のモデルでは使えない機能もあるため、購入前には商品説明や仕様をご確認下さい。

FItbitアプリの健康指標(ダッシュボード)の画面(本人データ:おかきソムリエ)スクリーンショット

健康指標ダッシュボード、およびダッシュボードに表示される指標は、一部の国・地域でご利用いただけます。本機能は、医療的な診断や治療を意図したものではなく、医療目的で使用することはできません。健康管理に役立つ情報の提供を目的とした機能です。引用元:Google公式サイト

Fitbit 血中酸素ウェルネスはリアルタイム計測?日中と睡眠時の目安 編

Fitbitアプリの感想

使いやすいFitbitアプリ(イメージ画像)

Fitbit アプリはシンプルで使いやすく、初めて使う方には良い指標になると思います。

無料の範囲でも個人的には申し分なく、日々の変化を捉えるための数値は参考になります。

医療目的での使用はできませんが、自分自身の体調を把握する上では価値はあると思います。

アプリ内で表示する項目や並びは好みに合わせてカスタマイズも可能で便利です。

まずは、無料の範囲内で Fitbitアプリ を楽しんでみて下さい。

\ Fitbit Charge 6 /

【参考サイト・引用元】

・Google Store 公式サイト
 https://store.google.com/jp/?hl=ja
・Googleブログ
 https://blog.google/intl/ja-jp/
・Fitbit ヘルプ
 https://support.google.com/fitbit/#topic=14236398

※機能や画面などはアップデートなどにより変更になることがございます。
※写真やイラストはイメージです。