ガーミンのスマートウォッチにはストレスレベルを測定する機能があり、グラフやスコアで可視化してくれます。
筆者の計測平均値(正常値)は30前後ですが、Garminの分類では50を超えるあたりが「交感神経が優位な状態」で、ストレス反応が強まっているサインとされています。
日常的にこの数値が続く場合は、意識的に休息や深呼吸を取り入れるのが良いとされています。

スコアの平均や正常値は個人差によって異なります。
ストレスレベルが一時的には高くなること誰にもあることなので、1日や週間の平均スコアの推移を見て判断しましょう!
ストレスレベル高低の判断指標

ストレスレベルのスコアは 0~100 の範囲で大きく4つのパターンに分類されています。
| レベル | 意味 | 状態の目安 |
|---|---|---|
| 0〜25 | 安静 | 心拍変動が大きく、リラックス傾向 |
| 26〜50 | 低ストレス | 穏やかで集中しやすい状態 |
| 51〜75 | 中ストレス | 活動的だがやや緊張気味 |
| 76〜100 | 高ストレス | 心拍変動が小さく、緊張・疲労状態 |
数値は個人差で異なるため目安となりますが、反応度合いの確認ができる点は魅力的な機能だと思います。
日中の平均は40〜60前後が多いとされています。筆者も日中は仕事やプライベートで変化しますが、だいたい50前後を中心に推移しています。
Garminも「個人差が大きく、活動内容や睡眠、気温などで変化する」と注意書きを添えています。つまり、“平均”よりも“自分の傾向”を知ることが、ストレス計測の本質かもしれません。
ストレスレベル計測の仕組み

Garminの「ストレスレベル」は、実際には心拍変動(HRV: Heart Rate Variability)のデータをもとに算出されています。
HRVとは、1回1回の鼓動の間隔(RR間隔)の揺らぎのこと。
つまり「リズムの余裕」を数値化したもので、この揺らぎが小さいとき=交感神経が優位で緊張状態、大きいとき=副交感神経が優位でリラックス状態を示すとされています。
この関係をわかりやすく整理すると、下のようになります。
| 緊張状態 | リラックス状態 | |
|---|---|---|
| 自律神経 | 交感神経系 が活発 | 副交感神経系 が活発 |
| 心拍変動 (HRV) | ゆらぎが 小さい | ゆらぎが 大きい |
| ストレス レベル | 高い | 低い |
Garminストレススコアの見方

ストレススコアは0〜100の範囲で変化しますが、重要なのは「その日の上下動」と「週単位の平均」です。
Garmin Connectでは、日中の活動や休息を色分けして表示してくれるため、以下のようなリズムがわかります。
- 朝〜昼で上昇 → 日中の緊張度が高い
- 夜〜就寝前に低下 → リラックス傾向
1日の中の波と1週間の平均を見ることで、自分のストレス耐性や回復傾向が見えてきます。

数値だけでなく「推移」を見るのがコツです。
実際にストレススコアをチェックしてみよう
スマートウォッチでもストレススコアを確認できますが、アプリ( Garmin connect )では、下記画面 のように、スコアに加えて、休息時間、それぞれストレスを感じた高さと時間などを詳細に確認できます。

グラフでも休息、ストレスレベル、アクティブ、測定不能によって色分けされます。
1日のストレスの変化を検証しても、かなりの精度で正確に捉えてくれている印象を受けます。

就寝中はストレスレベルは低く、日中にストレスレベルが所々高くなっている箇所があります。
睡眠中にストレスレベルが低下するのは、副交感神経が優位に切り替わるためです。
Garminのセンサーは心拍数とHRVからこの切り替えを捉え、深い眠り(ノンレム睡眠)では特にストレススコアが下がる傾向が見られます。
逆に、浅い眠りが続く夜や就寝直後の覚醒時間が多いと、スコアが下がりにくい場合もあります。
20時前後は入浴のため、デバイスを外しているので記録がありません。
ストレスレベルの平均値(本人計測値)
アプリでは1日平均、週間平均などを記録できるので、普段の生活習慣を振り返ることも出来ます。
下記のように1週間の推移で見るとストレスレベルの平均値『 30 』が確認できると思います。

ストレスレベル指標(本人編)

あくまでも個人的な指標ですが、ストレスレベルの平均値が30〜40ぐらいが普通、29以下は比較的リラックスできている41以上ならストレスを上げないようにと心掛けています。
但し、状況によって一時的に高くなるケースもあるため、一喜一憂せずにスコアの成り行きを見守っています。
- 朝:低め(25〜40)=休息からの回復
- 昼:高め(60〜70)=仕事や集中で緊張
- 夜:再び低下(30〜50)=副交感神経優位
Garmin Connectアプリで数日分のデータを眺めてみると、興味深いことが分かります。
この“ストレスレベルの波”が穏やかに上下していれば、ストレス反応が適切に働いている証拠。もし一日中70〜90台が続く場合は、「休む力」がうまく働いていないサインかもしれません。

自分なりの基準を作るのも良いかと思います。
スマートウォッチのストレスチェック!3メーカーの機能と仕組みを比較 編
ストレススコアが高めに出る原因
Garmin公式サポートでも、「睡眠不足や運動不足、カフェイン摂取、長時間の緊張状態」がストレスレベル上昇の主な要因になると説明されています。
心拍変動(HRV)は、自律神経のバランスを敏感に反映するため、休息の質や日中の小さな刺激でも大きく揺らぎます。
- 夜更かしや浅い眠りが続くと、体が“回復しきれず”ストレス値が高止まりする
- 午後のコーヒーやエナジードリンクが交感神経を刺激して、一時的に数値を押し上げる
- 長時間のPC作業や人前での発表など、集中の連続によって緊張が抜けにくくなる
このように「ストレスレベルが高い=悪い」ではなく、“体が頑張っているサイン” として読み取る視点が大切のようです。
ストレススコア50点以上は気分転換や休養を!

ガーミンの公式サイトでは、ストレススコアが50を超える時には下記のような行動を推奨しています。
- 立って散歩してください。または、目を閉じて深呼吸を行ってください。
- 集中していることを一旦中断して、音楽を聞いてください。
- シャワーやお風呂、または睡眠をとって体を回復させてください
上記以外でも自分にあった方法を取り入れて、ストレスレベルを下げる工夫ができれば理想です。
HRVやストレススコアは、Garminの「Body Battery(ボディバッテリー)」にも反映されています。
これはHRV・ストレス・睡眠・活動量などを統合して、エネルギー残量を0〜100で表示する機能です。
ストレススコアが高い日はBody Batteryの減りも早くなる傾向があるため、両方の指標をセットで見ると体調管理の精度が高まります。
ガーミン HRVステータスのベースラインと平均|身体状態のバランス指標 編
Garminのストレスレベルの精度は?どこまで信頼できる?

Garminのストレススコアは、光学式心拍センサーで取得した心拍変動(HRV)データをもとに算出されています。
精度は主にセンサーの装着状態・皮膚の血流・動きによって変化します。
特に次の条件を守ると精度が安定します。
- 手首をしっかり装着(緩すぎない)
- 手が冷えている時や汗をかいている時は数値がブレやすい
- 強い動作中よりも安静時の計測が正確
Garminも医療機器ではなく、健康傾向を把握するための参考データとしていますが、長期的な変化の傾向を見るには十分に実用的な精度です。
また、Garminの仕様上、ウォーキングやランニングなど、活発に動いている(アクティブな)時間はストレスレベルの計測対象外となります(グラフ上で「測定不能」や「アクティブ」と表示されます)。
リアルタイムでストレススコアを把握できるのが魅力なGarmin。
現在は、fēnixシリーズとvivoactiveシリーズを使い分けながら、ウェルビーイングの向上に役立てています。

自分のストレス反応を知ることが大切です。
本記事で紹介した内容は、筆者個人のGarminデバイス使用体験に基づくものであり、特定の健康状態の診断や、医学的なアドバイス(治療)を目的としたものではありません。 Garminのストレスレベル機能は医療機器ではなく、あくまで健康管理の参考情報を提供するものです。 身体に強い不調や不安を感じる場合は、必ず医師の診断を受けてください。
【参考書籍】
・栄養科学イラストレイテッド運動生理学 麻美直美・川中健太郎(編) 羊土社
・第6版 補訂 基礎運動学 中村隆一・齋藤宏・長崎宏(著)医歯薬出版株式会社
・図解 眠れなくなるほど面白いストレスの話 ゆうきゆう(監修)日本文芸社
【参考サイト】
・Garmin公式サイト:https://www.garmin.co.jp/minisite/garmin-technology/health-science/
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