スマートウォッチやスマートバンドの睡眠トラッキング機能は、
眠りの状態(睡眠ステージ)をグラフやスコアで確認できる便利な機能です。
搭載されている各センサーは日々進化しており、精度は非常に高いと感じています。
今回は、3大メーカー(Apple Watch、Google Fitbit、Garmin)での計測結果を紹介したいと思います。

あくまでも個人的な評価ですが、参考になれば幸いです。
睡眠計測とスコア化の仕組み

私たちは通常、睡眠中には心拍数が低くなり体の動きも少なくなります。
その状態を 光学式心拍計 と 加速度センサー が検知する仕組みです。
基本的に心拍数、心拍変動、呼吸数、寝返りの回数、睡眠時間などの要素から分析。
- 心拍数
- 心拍変動
- 呼吸数
- 寝返りの回数(体の動き)
- 睡眠時間
睡眠スコアは Apple Watchにはありませんが、メーカー独自のアルゴリズムに基づき評価されます。

睡眠スコアは80点以上を目指したいところです!
ガーミンの睡眠スコアと精度!深い睡眠の理想の割合は13%~23% 編
各社の表示項目(比較表)
Apple Watchをはじめ、Google Fitbit や Garminでも覚醒、レム睡眠やノンレム睡眠(浅い、深い)の状態を可視化してくれるので、睡眠分析に役立てることができます。
ステージ | ![]() Apple Watch | ![]() Fitbit | ![]() Garmin |
---|---|---|---|
覚醒 | あり | あり | あり |
レム睡眠 | あり | あり | あり |
ノンレム睡眠 (浅い) | あり | あり | あり |
ノンレム睡眠 (深い) | あり | あり | あり |
睡眠スコア | なし | あり | あり |
watch OSのアップデートでApple Watchの睡眠アプリは大幅に進化を遂げましたがスコア表示はありません。
Apple社はスコアを重視していないとの見方もありますが、いつかは指標として導入される可能性もなきにしもあらずです。

個人的にはスコア表示は便利。
Apple Watchのコア睡眠は浅いノンレム睡眠|純正アプリで理想の睡眠ステージを分析 2025 編
Apple Watchの表示画面
睡眠記録は、就寝から起床までの推定時間が記録されます。
就寝中の状態については、4つの睡眠ステージに分けて数値やグラフで表示。
主な計測項目は下記の通りです。
- 就寝時刻
- 起床時刻
- 睡眠時間
- 睡眠状態
Apple Watchで計測した場合、iPhoneの「ヘルスケアApp」では下記のような画面。
グラフで睡眠状態の変化を表し、睡眠ステージではそれぞれの時間を確認できます。

Apple Watchのコア睡眠は浅いノンレム睡眠|純正アプリで理想の睡眠ステージを分析 2025 編

\ Apple Watch 10/
Google Fitbit のスコア表示画面

Google Fitbitでは睡眠スコアの評価は大きく4つ「非常によい」「良い」「やや低い」「低い」に分けられています。
- 非常に良い:90~100点
- 良い:80~89点
- やや低い:60~79点
- 低い:60点以下
Google Fitbitの公式サイトによると睡眠スコアの目安は、平均が77点、理想は80点以上となっています。

平均以上の点数を取りたいところです!
Fitbitの睡眠トラッキング機能は高精度!睡眠スコアの目標は平均80点以上!睡眠グラフ比較 編

\ Fitbit Sense 2/
Garmin のスコア表示画面

ガーミンの睡眠スコアは、「睡眠時間、睡眠の質、および心拍変動データから得られた自律神経系で発生する回復活動の証拠などの複合的な要素に基づいて計算される」とあります。

スコアの評価には下記の項目が反映されています。
- 睡眠時間
- 睡眠中の平均ストレススコア
- 深い睡眠時間の合計
- 浅い睡眠時間の合計
- レム睡眠時間の合計
- 覚醒時間の合計
- 睡眠の安定性
睡眠スコアにおいて深い眠りが少ない場合、疲れが取れず回復も十分にできないので、できるだけ睡眠習慣を見直すようにしましょう。
ガーミンの睡眠スコアと精度!深い睡眠の理想の割合は13%~23% 編

\ Garmin vivoactive 5 /
検証画面の比較(Apple Watch・Google Fitbit・Garmin)
夜中に目覚めた時間帯は覚醒(赤い部分)が長く(太く)なっているのがわかります。

Google Fitbitなら下記画面のようなグラフで表示され、Apple Watchに近いグラフ表示です。

ガーミンのアプリでは下記画面のように棒グラフのような表示。


どの機種も睡眠の状態をしっかり捉えてくれています。
睡眠サイクルとステージ

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、ノンレム睡眠には「深い睡眠」と「浅い睡眠」があります。
基本的に覚醒(かくせい)を含めて、大きく4つのステージで表示されます。
- 覚醒
- レム睡眠
- 浅いノンレム睡眠 *
- 深いノンレム睡眠
*Apple Watchでは浅いノンレム睡眠は「コア睡眠」と表記されています。
通常、睡眠初期は深い睡眠期が多く、後半になると浅い睡眠期とレム睡眠期が多くなります。
ノンレム睡眠では脳を休ませるだけでなく、体温や血圧、脈拍、呼吸数など連動して全身を休息させる大切な期間です。
●参考:Fitbit 睡眠段階については何を知っておくべきですか?
精度と評価について

精度については一度に3つのデバイスを腕につけて寝るのは難しいので、意識や記憶のある覚醒を軸に別々に検証してみました。
基本的には、就寝から起床までの時間や夜間の行動(トイレの時間)を体感とも照らし合わせてチェック。
各データを個人的な視点から分析してみると、各社に大きな誤差はなく正確に計測されていると感じます。
装着の不具合や寝相の悪さによっては上手に測定できない時もありますが、精度には満足 しています。
3大メーカー(Apple Watch・Google Fitbit・Garmin)の睡眠計測機能の精度の高さは非常に魅力的だと言えます。

つくづく3大メーカーの性能の高さには感心させられます。
Apple Watch・Google Fitbit・Garmin 比較レビュー!主な特徴と違い・おすすめポイント 編

▼参考サイト
・Apple 公式サイト https://www.apple.com/jp/
・Fitbit 公式サイト https://www.fitbit.com/global/jp/home
・Garmin 公式サイト https://www.garmin.co.jp/
・Garmin ヘルスサイエンス https://www.garmin.co.jp/minisite/garmin-technology/health-science/
・Garmin のスマートウォッチで自分の睡眠を知ろう! https://www.garmin.co.jp/minisite/health/sleep/
▼参考文献
・西野精治(著)スタンフォード式 最高の睡眠 サンマーク出版
・内田直(著)安眠の科学 日刊工業新聞社
・西野精治(監修)図解眠れなくなるほど面白い睡眠の話 日本文芸社
・宮崎総一郎、林光緒(編著)改訂版 睡眠と健康 放送大学教育振興会
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