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Apple Watchのコア睡眠は何%が目安か|私の記録は60.7%でした

Core Sleep by AppleWatch(Apple Watchのコア睡眠とは)#コア睡眠(スマブロ.com)

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Apple Watchで記録された、ある夜の私のコア睡眠は60.7%でした。

「コア睡眠って何?」
「60%は多いの?」

Apple Watchを使っていると、そんな疑問が出てきます。

結論からいうと、Apple Watchのコア睡眠は、一般的な睡眠分類のN1とN2にあたる比較的浅いノンレム睡眠です。

そしてAppleは、コア睡眠について「理想は〇%」という基準を示していません。

そのため、60%という数字だけを見て「多い」「少ない」と判断するのではなく、Apple Watchの分類を知ったうえで、自分の普段の傾向として見るのがよさそうです。

睡眠ステージの分類(純正アプリ)

Apple-Watch-Core-Sleep-Stage

Apple Watchでは、睡眠中の状態を次の4つに分けて表示します。

  • 覚醒
  • レム睡眠
  • コア睡眠(浅いノンレム睡眠)
  • 深い睡眠
Apple Watchのコア睡眠は、一般的な睡眠ステージのN1とN2をまとめた表示であることを示した解説図。

このうちコア睡眠は、一晩の睡眠の中でも大きな割合を占めるステージです。

一般的な睡眠分類では、ノンレム睡眠をN1・N2・N3に分けます。

Apple Watchでは、N1とN2に相当する睡眠をまとめて「コア睡眠」と表示しています。

つまり、「コア睡眠=N1とN2をまとめた比較的浅いノンレム睡眠」と覚えておけば、まずは十分です。

Apple Watchのコア睡眠は何%が目安なのか

AppleWatchで計測した睡眠記録(コア睡眠が50%以上)を確認しているイメージ画像

Appleは、コア睡眠について「〇〜〇%が正常」という基準を公表していません。

Appleが公開している検証データでは、コア睡眠に相当するN1+N2は平均65.9%でした。ただし、これは「理想値」や「正常値」ではなく、検証対象となったデータの平均です。

私の場合、記録された8時間14分のうちコア睡眠は5時間で、記録全体では60.7%でした。

Appleの検証データは、覚醒時間を除いた睡眠時間に対する割合です。同じように計算すると、私のコア睡眠は約63.4%でした。

以前は「少し多いのかな?」と思っていましたが、Appleの分類や検証データを知ると、数字の見え方も変わります。

45〜55%という数字には注意

睡眠ステージについて調べると、「45〜55%」という数字を見かけることがあります。

たとえば、若年成人の典型的な睡眠パターンでは、N2睡眠が総睡眠時間の45〜55%程度を占めるとされています。

ただし、ここで注意したいのがApple Watchの分類です。

Apple Watchのコア睡眠は、N2だけではなくN1+N2をまとめたものです。

そのため、N2単独の45〜55%という数字を、そのままApple Watchのコア睡眠の目安にすることはできません。

「コア睡眠が60%だから多すぎる」と単純には判断できない、ということです。

参考リンク

・MSDマニュアル「若年成人の典型的な睡眠パターン」

・Apple Developer「What’s new in HealthKit – WWDC22」

深い睡眠がコア睡眠と判定されることもある

コア睡眠の割合を見るうえで、もうひとつ知っておきたいことがあります。

Apple Watchの睡眠ステージは、脳波を直接測定しているわけではありません。

Appleによると、加速度センサーから得られる信号をもとに、体の動きや呼吸に伴う動きなどから睡眠ステージを推定しています。

Appleが公開している検証資料には、深い睡眠をコア睡眠と分類するケースが、誤分類の中で最も多かったとの記述もあります。

つまり、Apple Watchに表示された睡眠ステージには、推定による幅があるということです。

参考リンク

・Apple Inc.「Estimating Sleep Stages from Apple Watch」(Updated October 2025)

コア睡眠の役割

睡眠中の女性とApple Watchの睡眠ステージの画面(イメージ画像)

Apple Watchのコア睡眠は、一般的な睡眠分類のN1とN2に相当するノンレム睡眠です。

一晩の睡眠の中でも大きな割合を占めるステージで、睡眠が深くなっていく過程や、睡眠を維持するうえで重要な時間です。

各ステージの役割を整理しておきます。

覚醒夜中に目が覚めている状態。
中途覚醒(夜間のトイレ)などが該当します。
レム睡眠夢を見やすい睡眠。
脳の活動が活発になる特徴があります。
コア睡眠睡眠時間の多くを占める。筋活動が低下し体温が下がる。
認知にとって重要な可能性のある脳波が発生している。
深い睡眠睡眠の前半でよくみられるステージ。
体内組織の修復や重要なホルモンが分泌される。

深い眠りの割合

How long is deep sleep ideal?

眠りの深さも、Apple Watchで気になる数字のひとつです。

深い睡眠は、一般的な睡眠分類ではN3に相当します。

私の記録は52分でした。

覚醒時間を除いた睡眠時間に対する割合を計算すると、約11.0%です。

Appleが公開している検証データでは、深い睡眠の割合は平均12.8%でした。

ただし、この12.8%も「理想値」や「正常値」ではなく、あくまで検証対象となったデータの平均です。

さらに、前述したようにApple Watchの睡眠ステージはセンサーから推定されたものです。

そのため、52分という一晩の数字だけを見て「深い睡眠が不足している」と判断するのではなく、数週間、数か月の傾向として見るようにしています。

睡眠周期(スリープサイクル)

睡眠周期のイメージ図(参考資料:スタンフォード式 最高の睡眠 著者:西野精治)作成:スマブロ.com

睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠を周期的に繰り返し、一晩に4〜6回程度のサイクルがみられます。

一般的には、前半に「深い睡眠(深いノンレム睡眠)」があり、後半になれば「レム睡眠」の割合が増えてきます。

覚醒も普通にあることなので、全体のバランスを捉えることが大切です。

スタンフォード大学医学部教授の西野精治氏の著書「スタンフォード式 最高の睡眠」にも 最初の90分が眠りのゴールデンタイム とあります。

Apple Watch 睡眠アプリの使い方

Apple WatchとiPhoneのヘルスケアアプリの睡眠記録画面(イメージ画像)

睡眠アプリを利用する場合、iPhoneとペアリングした後に、ヘルスケアAppで睡眠目標の設定から始めます。

  • 睡眠を設定する
  • 就寝準備と睡眠目標を調整する
  • iPhone で睡眠スケジュールを編集する
  • Apple Watch で睡眠スケジュールを編集する
  • 睡眠履歴を表示する

睡眠スケジュールを設定すると、指定した時間に「睡眠」集中モードを利用できます。

通知や着信をフィルタして、就寝前や睡眠中の気が散る要因を減らすことができます。

詳しくは、Apple公式サイトのApple Watch で睡眠を記録して iPhone で「睡眠」を使うを確認しながら設定してみて下さい。

コア睡眠は一晩の数字より傾向を見る

睡眠ステージは、体調や運動、睡眠時間などによって毎晩変わります。

そのため、

コア睡眠を何%にするか

を目標にするよりも、

自分は普段どのくらいなのか

を知っておくほうが、Apple Watchの睡眠記録は活用しやすいと思います。

私の場合は60.7%でした。

これからも一晩の数字だけで良し悪しを決めず、普段との変化を見るようにしています。

※ watchOS 26では、Apple Watchに睡眠スコア機能が追加されました。詳しくはApple公式発表、または「Apple Watch 睡眠スコアの内訳と配点|平均点から眠りを振り返る【watchOS 26 編】」をご覧ください。

Apple Watchに睡眠スコアが登場した画面の様子(作成:スマブロ.com) Apple Watch 睡眠スコアの内訳と配点|平均点から眠りを振り返る【watchOS 26 編】

【参考文献・引用元】

・西野精治(著)スタンフォード式 最高の睡眠 サンマーク出版

・内田直(著)安眠の科学 日刊工業新聞社
・西野精治(監修)図解眠れなくなるほど面白い睡眠の話 日本文芸社
・宮崎総一郎、林光緒(編著)改訂版 睡眠と健康 放送大学教育振興会

【参考サイト・引用元】
・Apple 公式サイト(Apple Watchで睡眠を記録する)
・Apple 公式サイト(Apple Watchで睡眠スコアを表示する)
・Apple「Estimating Sleep Stages from Apple Watch」
・令和3年度健康実態調査 厚生労働省

※記載の情報は執筆時の内容のため、変更になる場合がございます。
※写真やイラストはイメージです。